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第八十二訓　【日誌って毎日書けるけど日記ってせいぜい三日まで】

五月三十日。

本日、一週間の仕事も終わり俺はいろんな意味でまたしんどい日常に戻る。

だが、そんな日常も一週間もあいたら恋しくなる物で…。

まぁ、屯所に帰ったら帰ったらで姉さんと櫻ちゃんは照さんを沢山作っていて。

あまりにも声をかけづらかったから、声をかけなかったけど…姉さんが頑張ってるのを見るのは案外はじめてだったり…。

それに、街中では天人の満月族の噂…ならぬ伝説が広まっていたり…。

もしかして、姉さんその噂の為に頑張ってる…?

…まぁ、其れはそれでも…いいのか？

てか、願い事って普通七夕の日だと思うんだけど…。

でも、試してみる価値はあるか…。

じゃぁ、俺の願い事は…ミントン…皆が幸せになりますように。

って、とこかな?

そう言って、山崎は筆をおき日が傾き沈むのを見ていた。

「あぁ。俺の願いかなわねぇかな…。」