二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.31 )
日時: 2010/01/18 20:06
名前: 月芽麻 (ID: iEydDqYB)

第二十三訓【動体視力】

「沖田君。大丈夫ですか?」

沖田は、唖然としていた。

「さ、櫻さん?まさか…それ。」

紀新は、恐る恐る竹刀に刺さっているものを指さす。

「え?あぁ、沖田君の方に飛んで行ってたので…。」

「そのクナイは…。まさか、竜のじゃ…。」

竜というのは、射撃隊で二番目に凄い奴と言われている奴だ。

「竜?えっと、これお返ししますね。」

「櫻、てめーよくクナイなんか見えたな。」

沖田は、不思議そうに聞いた。

「竜のクナイは、僕と沖田先輩、土方さん位しか見えないスピードなのですが。」

紀新は、少し顔をゆがめつつそう言った。

「え?でも、確かに綺麗に銀色に光クナイを見ましたよ。」

ガサガサ。

「紀新隊長!。ここら辺に俺のクナイ飛んで着やせんでしたか?」

「竜?やっぱり…沖田先輩。」

「あぁ。櫻。」

急に名前を呼ばれ櫻は後ろを向いた。

「はい?何でしょうか、沖田君?」

「お前、動体視力…スゲーな。」

動体視力とは、動いているものをどれだけしっかり見ることができるか、ってとこかな?

「へェ?何でですか?皆さんには、見得なかったのですか?」

「なっ。この女、俺のクナイを見切って?」

竜は、クナイが刺さった竹刀を見た。

「す、すごいですよ!櫻さん。竜のクナイをよけるなんて!!」

紀新は、興奮気味に言った。

「これで、本戦でも櫻は使えるでさぁ。」

沖田は、微笑しぼそりとそれをつぶやいた。

「?。何か、わたししましたか?」