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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.531 )
- 日時: 2010/08/31 22:00
- 名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)
第百二訓【カグヤ姫もしょせん人!!】
「月に追われし者…?って、事は空から?」
「そうじゃ。それよりここは?」
美紅は辺りをきょろきょろする。
「此処は真選組、屯所だけど…。」
「それより中に入りませんか?着物濡れてるみたいですし。」
櫻は山崎に言う。
「其れもそうだね。で、櫻ちゃんどうする?」
「じゃぁ、私が土方さん達に…。」
「分かった、僕は姉さんの所に行くよ。えっと、行こっか…美紅ちゃん?」
山崎は小さく言った。
すると美紅は、笑顔で返事した。
「分かったぞ。よろしくな…えっと。」
「山崎 退。…好きによんでいいから。」
「じゃぁ、ジミーよろしくな。」
「え!?初対面でそれ!?何、ジミーって地味から来てんの?」
「それ以外に何かあるのか?」
咄嗟に切り替えて問う美紅。
「う、其れを言われるとなぁ。ま、とりあえず姉さんの所に行こうか。」
「そうじゃな。」
美紅は名残惜しそうに月を見上げたが直に山崎の後について行った。
一方マヨ方の元へ向かった櫻は——。
「ひ、土方さん大変っです!!」
「あ?櫻どうした。そんなに慌てて。」
縁側で呑気に月を眺めている土方は櫻にそう言った。
「えっと、中池に空から女の子が落ちてきました。」
「櫻?何を言ってるんでさぁ?」
「空から人が降ってくる訳ねぇジャン?」
櫻が言った事を横で聞いていた沖田と友里亜が言った。
「…無い事もないよ?御三方。」
そう言って、現れたのは航空部隊の宙翔であった。
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