二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.534 )
日時: 2010/09/03 19:49
名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)

第百三訓【金色の竹って一体いくらで売れるんだろ】

「姉さん。ちょっと、話があるんだけど。」

屯所の台所を覗きながら山崎は言う。

「ん?どうしたんや、さっちゃん…アレ?その子は?」

走は山崎に目を向けたが、直に美紅を見つけた為そちらに質問が飛ぶ。

「うちは、嘉納美紅じゃ。」

美紅は笑顔で言う。

「姉さんこの子かぐや姫…?」

「いや聞かれても、ってカグヤ姫?」

「…其れで良いと思う。」

「それでって…。って、その子メッチャ濡れとるやんか!!」

「そ、そうだよ!!姉さんっ、この子に着物。」

今更思い出したように山崎は言う。

「その前に風呂や風呂!!美紅ちゃんおいで。」

「わ、分かったぞ。」

この時美紅は、本当にこのジミーの姉?と疑いの目を走るに向けた。

「…あ、さっちゃんに似とらんとか思ったやろ。」

「姉さん。それより風呂。」

「そ、そうや。はよ行こ。」

そう言って走は、美紅を抱きかかえて風呂場へと向かった。

「…え?俺は如何したら良いの?」

一人ジミーを残して。