二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.542 )
日時: 2010/09/05 17:04
名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)

第百五訓【もうあの夏は戻ってくる訳ねぇだろ!!コノヤロー!!】

「なぁ、トシやん。肝試しやりたいんやけど。」

「…ハァ?」

こんな事を宙翔が言いだそうと決めたのは本日の朝方にさかのぼる。

「徠。今日も暑いね。」

愛鳥の徠に話しかける和みオーラ全開の宙翔。

てか、何でこのくそ暑いのにそんなオーラ!?

「ふんふふーん。」

あ、鼻歌まで歌い始めましたよ!?

「…あれ?あそこにいるのは。」

そんな、宙翔は暑い日差しが差し込む中庭——通称射撃隊の庭でうだってる人を見つけた。

「…紀新?如何したのへたり込んで。」

「…あ、宙翔。いや…考え事。」

「考え事?何かあったの?」

珍しく頭を抱えて悩んでいる紀新に宙翔は問う。

「うん。明日から一応お休みでしょ?」

はい、そうですよ。一応暦の上ではこの小説8月ですよ。え?7月?…パスパス。

「そうだけど。何かあったっけ?」

?マークを頭に浮かべ宙翔は言う。

「夏休みだよ!?何するか考えてたんだ。」

「え?まさかそんな事で?」

「そんな事って。…美紅ちゃんや櫻さんだってきっとそう思ってますって。」

「何を?」

「だから、夏休みをどう過ごすかですよ!!イベントぐらいあった方が仲も深まると思うし…。」

焦りながら紀新は言う。

「…なるほど。つまり、思い出作りしたいわけ?」

「そう言う事。だから…宙翔手伝って?」

「?。何を…。まさか、副長…トシやんに話を?」

「一生のお願いだから!!」

抗して冒頭に至る訳です。