二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.559 )
日時: 2010/09/11 18:31
名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)

第百七訓【お祭りとはお金をどう使うかで決まる】

そして待ちに待った休み初日。

朝から屯所は其れなりに騒がしかった。

「櫻?帯これで良いか?」

「はい。あ、美紅ちゃん着物着るの上手だね。」

「櫻ちゃん、コレっちょっと着て見てぇな。」

騒がしさの原因は真選組女性陣。

どうやら、本日のお祭りの浴衣を選んでいるみたいである。

「あ。櫻ちゃんはやっぱり朝顔とか花類が似合うわぁ。」

「櫻。似合ってるぞ。」

あ、物凄く和みモード全開ですね。

「ありがとうございます。皆も可愛いですよ。」

「ほんま?ありがとうな。」

浴衣をほめられ、走は少し照れてるみたいである。

「あ、走姉さん。あの後、マヨどうなんたんだ?」

友里亜は思い出したかのように土方の事を尋ねる。

「あ、副長?ん、姫月さん曰く問題無いとのことだったけど。」

「へぇ、で何であんなに固まってたんだ?」

「それは、うちのも分からへんのや。」

土方がどうしてああなったか考える女性陣。

「走姉さん? 入ってもいい?」

そんな話をしていたら襖の向こうから宙翔の声がした。

「ええよ?入り入り。」

走姉は笑いながら部屋へ招き入れる。

「じゃぁ…失礼…っと。」

「失礼します。」

そして、襖を開けて入って来たのは浴衣姿の宙翔と紀新であった。

「紀新君、宙翔さん。浴衣にあってますね。」

櫻は二人の浴衣姿を見て言う。

「ありがと、櫻んたちも可愛いよ。…所で、トシやん見てない?」

「え?土方さんですか?」

「そ、何処にも見当たらないからさ。」

「そうなんですか?」

消えた土k…マヨ方副長。

——一体何処へ?

…いやいや、医務室に運ばれたんじゃ!?