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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.58 )
- 日時: 2010/04/03 16:49
- 名前: 月芽麻 (ID: buHy4jxo)
第三十三訓【雨の日の出来事】
「た、ただいま帰りました!!」
騒がしい屯所に紀新の声が響いた。
「なんだ?…紀新君じゃないか?どうかしたか?。」
「こ、近藤さん!!今すぐ、医務室の準備をお願いします!!」
焦った声で、櫻は言った。
「うるせーぞ?沖田、また何かやったのか?」
その騒がしい声に集められた、近藤さんと土方さん。
「俺は何にもしてやせんぜ?土方さん。」
東廊下から沖田さんが歩いてくる。
「と、とにかく。局長!!早く医務室の準備を!!」
「な、何だかよく分からないけど…トシ。姫月を呼んで来い!!。」
「な!近藤さんそれは…。」
「わ、私が呼んできます。紀新君はその子を。」
「分かりました。お願いします。」
そう言って、紀新は医務室に言った。
「なんだ?櫻なんかあったのか?」
「えっと…。訳は医務室でいいですか?土方さん。」
「いいぞ、櫻ちゃん。兎に角、姫月を呼んできなさい。」
「はい。」
櫻は、まだ整っていない息をさらに荒くして、姫月がいる私室に向かった。
「何があったんだ?」
「さあな。でも、櫻ちゃんの事だ、悪い事ではないだろ。」
「そうですぜ、土方さん。兎に角、医務室に行きましょうぜ?」
そう言って、三人は雨の降っている中、屯所の廊下を渡りついさっき紀新が行ったばかりの医務室に足を運んだ。
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