二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.585 )
- 日時: 2010/09/14 20:40
- 名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)
第百十訓【尖端恐怖症の人でも焼き鳥の竹ぐしはOK】
そして、何やかんやでお祭りと言う一大イベントにやって来た…その若干一名ブラックなオーラを持っている真選組ご一行。
「なんでぃ、土方さん。まだ怒ってるんですかぃ?」
いつもの調子で、沖田は言う。
「ったりめぇだろ!!大体、何でこんな祭りに——。」
「櫻ぁ。うちは、綿あめが食いたいのじゃ。」
「櫻ぁ、俺はあっちの射的がやりてぇ。」
「ま、待ってください。浴衣で走ったら危ないですよ。」
機嫌が悪い土方の前を通り過ぎていく、御祭エンジョイ組。
「宙翔。今日はいい思い出が出来そうだね。」
「そうだね。本当、トシやんが許可出してくれて助かったぁ。」
許可と言う単語をやたら強調しながら、宙翔は土方の横を通る。
「…あんのヤロー。」
「まぁまぁ、落ち着いて下せぇ。たまにはガキに戻って遊ぶのも楽しいもんですぜ?」
何時の間にやら、沖田はソースせんべいを片手に言う。
「そうやで、副長。御祭は楽しんでなんぼやで!!」
「走君。あまりはしゃぎ過ぎてこけないで下さいよ?」
「あ、走姉さんと姫月隊長も来てたんですかぃ?」
沖田は癖のある関西弁の走姉さんと姫月に向き直って言う。
「走君が行きたいというものですから…ね?」
うわっ。何気にホモ要因優しい!?
「へ?何か言った?」
あ、この人は冷やしパイン食べながら言ってる…って、何時の間にこうてきたん!?
「…ったく、折角の休みだしゃぁねぇから少し楽しむか。」
「ってことで、今日は土方さんのおごりでさぁ。」
「マジか!?マヨ方かっくぃぃ!!」
あ、友里亜ちゃんが馬鹿言ってる。てか、最後のマヨ方の下り完全なる棒読み!?
「じゃぁ、土方ぁ。うちは、あのわらびもちが食いたいぞぉ。」
こちらは、可愛らしく指をさす美紅ちゃん。
「総悟…てめぇ。」
あ、とうとう依頼らが頂点に達して来ましたか?
「姫月さん、あっちにヒヨコすくいやって行こ行こ。」
「ふぅ、待ってください。」
何だか間を察したのか姫月と走はその場を後にした。
「あ、土方さん。コレ、さっき当たったんですけど…食べますか?」
いらいらしている土方を取り囲んでいる総悟達の話の中に入り櫻は笑いながらチョコケーキを渡す。
「…あ、サンキュー。」
あ、いらいら治まったみたいだ…。
「…今のうちに、逃げろぉぉ!!」
その、沖田の声につられるように真選組メンバーは四方に散らばる。
はてさて、如何なる?このお祭り大会。