二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.593 )
日時: 2010/09/18 19:44
名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)

第百十三訓【御人好しって逆に言うと扱いやすい】

「銀時っ!!あっちに、チョコバナナがあるよ!!」

何やかんやで無理やり連れてこられた銀時+α。

「杏奈、あっちには焼きそばもあるアル!!」

「あ、ホントだ!! …って、銀時何でそんなにやつれてるの?」

杏奈は、紫色の帯を揺らしながら銀時に問う。

「は?やつれてねぇし。てか、チョコバナナ食わせろぉ!!」

メッチャ汗かいてますけど、しかもこのタイミングで甘い物を頼むって事は結構アレに動揺してるって事じゃないですかぁぁ!!——と、内心一人で突っ込む新八。

「じゃぁ、神楽ちゃんは焼きそばをかってきて。で、新八もチョコバナナいる?」

「あ、はい。何でも食べますよ。一応。」

苦笑を浮かべながら新八は言う。

「じゃぁ、神楽ちゃんいこっか。」

「分かったアル!!」

そう言って、浴衣を着た二人は鼻歌を歌いながら買い出し…?に言ってしまった。

「銀さん…本当に大丈夫ですか?その…肝d——。」

「だ、だだだ大丈夫に決ってるしぃ!?」

「…あの、すっごい汗ですよ?銀さん。」

「っ!?こ、コレは暑いかr——。」

銀時がそう言おうと思った瞬間、銀時の肩に誰かの肩が当たった。

「あ、すま——。」

「っ!!すま——。」

銀時は、汗を拭きながら後ろを向きぶつかった人も謝ろうと後ろを向いた瞬間目があった。

「あ、銀時さん。お久しぶりです。」

「何でテメェが此処にいんだ?あ?」

ぶつかったのは、同じくエンジョイしに来て…る?真選組の櫻と土方であった。

「久し振り櫻ちゃん。…あれぇ?大串君、何デート!?」

「ぎ、銀さん。だからその人は土方さんですよ!?」

大串大串言ってる、銀時に突っ込む新八。

「い、いえ。で、デートじゃないです。その、今は一寸した鬼ごっこです。」

櫻は、少し赤く染まった頬を緩ませて言う。

「何?税金ドロボーが何で、こんな所で鬼ごっこ?」

「誰が税金ドロボーだっ!!この、万年プー太郎がっ!!」

土方は、いらいらしながら言う。

「ひ、土方さんもっ銀時さんも喧嘩は止めてください!!それに、早く見つけないと大変な事になりますよ…土方さんの財布が…。」

櫻は焦りながら言う。

「銀さん、困ってるじゃないですか。喧嘩は止めておとなしく待っていましょうよ。」

「そうだな。…じゃぁな大串君。今度会った時はパフェよろしく。」

そう言って、すたすた歩いて行く銀時。あ、+新八。

「誰が奢るか!!」

そう言って、土方はまた櫻を連れて歩く。