二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組★波乱日記★ ( No.64 )
日時: 2010/04/03 20:27
名前: 月芽麻 (ID: buHy4jxo)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?408197

第三十五訓【紅蓮】

「ここは一体どこなんだ!?。」

少し、焦った顔で女の子は聞いた。

「ここは———。」

「ここは、真選組の屯所でさぁ。」

櫻の声を阻むように、沖田が言った。

「!。な、何故俺がここにいるんだ!。」

ぐら。

「おっと、あぶねぇ。」

沖田は、急に立ってふらついた少女を支えた。

バっ。

「放せ!!俺は何もやってねー!!だから、かえ—。」

あ…。と、言わんばかりに女の子は崩れ落ちた。

「だ、大丈夫ですか!?。」

驚きのあまり、それしか口にできなかった櫻。だが、女の子は違った。

「お前か?俺を助けたのは…。」

「そうだ。テメ—の命の恩人だ。」

土方さんも口を開く。

「何で、俺なんか助けた…。お前には何の得もないだろ!?俺には、金もね—!!親もないんだ!!だから…あのまま死んでよかったんだ!!。」


「それは、違いますよ。私は、一つ得をしました。貴方という存在に出会えたことです。」

「なっ。そんなもん———腹の足しにも。」

くすっ。と、小さい笑いを浮かべ櫻は続けた。

「私、霧ヶ乃櫻って言います。貴方は、今日から私の友達です。えっと…。」

「…だ。」

「え?。」

「眞木 友里亜だ。」

「へェ。友里亜っていうんですかい。」

沖田も少し楽しそうに聞いた。

「じゃぁ、よろしくね。友里亜ちゃん。」

そう言って、櫻は握手のために手を出した。

「…。あぁ、よろしく。えっと…。」

「櫻でいいですよ。」

「…よろしく。櫻。」

私の友達第一号は、綺麗な紅蓮色の眼と藍色の眼を持った綺麗な女の子…友里亜ちゃんです。