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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組〜波乱日記 ( No.9 )
- 日時: 2010/01/10 20:21
- 名前: 月芽麻 (ID: iEydDqYB)
第七訓【初仕事はナッシング?】
「おい。櫻、入るぞ?いいか?」
廊下から聞こえたのは、土方さんの声だった。
「え?あ、はっはい。大丈夫です。」
ガラッ。
「どうかしたんですか?」
「し・・「仕事ですぜぇ。」」
「仕事?ですか。沖田さん。」
「あぁ。お前も真選組だしな。」
仕事…。初めての…。
「はい。夕飯までに戻れるのなら。」
と、いうことで私は今大使館前の宿の二階に居る。
「へェ。ここでどうするんですか?」
「これをみりゃぁ。いいですぜぃ。」
沖田さんが渡してくれたのは一枚の紙だった。
大使館、警護…。と、大きく書かれていた。
「警護ですか?あの、建物の。」
「そうだ。とってもたちの悪ぃ警護だ。」
と、土方さんは苦虫を噛むような顔で言った。
「櫻。見てみろ。あそこが、大使館の入り口だ。」
そお言って、土方さんは私に双眼鏡をわたし指をさした。
「あんな、でっかい建物を…。どうして警護を?」
「テロだ。めんどくせー奴らのな。」
「テロ?どうしてそんなことを?」
「あそこの大使館内の連中は、ここに来た最初の天人がいるんだ。」
「攘夷…の、人達のテロ活動ってことですか?」
「知ってるみたいだな。なら、話がハエー。」
「お前は、不審な人物が来るまで見張ってろ。」
「わかりました。土方さん。」
そぉ、言われた為私は、見張りを始めた。
「それと…。櫻、これ近藤さんからだ。」
土方さんは、私に長細いものを渡した。
「これは…。剣?」
「あぁ。お前のだ。もしもん時のためだ。」
「…。ありがとうございます。」
そして、見張りを再開した。
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