二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.14 )
- 日時: 2010/03/04 18:17
- 名前: 秋空 (ID: YKUYz0TB)
- 参照:
雷電様へ
お誘い嬉しい限りですが___
最近モンハン封印して勉強とかに打ち込むようにしてる次第で…
すまない___
小説カキコは封印できないですよ(苦笑
Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル 第四話「イヴァリス Part2」
(ワルキューレ視点)
ギルス君に似た紅い派手な髪のボサボサ頭。
目の色はモスグリーンで切れ長…ハンターにしては珍しい痩せ型…それが師匠の容姿だ。
何より驚きなのは師匠の武器で前人未到の領域と称される極牙ニ対…最強の双剣だった。
あの人の弟子になって始めて知ったことはいかに人外の正式メンバーがすげぇとは言え,
弟子まで凄過ぎる訳じゃねぇって事だった。俺より強い弟子は居なかった。
その頃はレッドもまだまだ,発展途上で俺以下…ハンターランクで言ったら分りやすいな。
当時の俺はランク6でレッドは4だった…正直,レッドはその頃弱い方で,
大器になるなんて思ってたのは人外のメンバーでもギアガスさんとメンフィスさん位だった。
朝___
俺の部屋に師匠が来ていた。
鍵は閉めたはず何だが何故かドアノブも壊れてなくてキッチリとした状態だ。
師匠はピッキングの才能も有るのかも知れないと思った。
イヴァリス「うぅ〜ムニャムニャ,ギルスぅ,高い高いだぞぉっと♪」
ワルキューレ「このおっさん…こんなに息子好きならたまには会いに行けば良いのに」
1ヵ月近く付き合って師匠がかなりの愛妻家であり家族愛の強い男だと言うのは分っていた。
何時ものように家族に会いたいが暇が無いと言っている。
スターの苦境って奴なのかね?妻も師匠の苦労を知って言葉にしないで居るが会いたいだろう。
ボ〜…イヴァリス「お早う御座います母ちゃん…」
バキィ!!ワルキューレ「誰がおかんだ!?」
イヴァリス「………ん?…!?いってぇ!!おかんとは言ってねぇだろ!?
ってか,師匠をぶつってどんな弟子だ!!酷いぞお前!?」
ワルキューレ「黙れ!何事も無かったみたいに俺の部屋に入り込んで寝てやがって!!」
実は良くあることで…良く師匠とはこうやって師弟とは思えない罵倒のしあいをした。
今にして思えばあの不器用な師匠の餓鬼臭いスキンシップだったのかも知れねぇな…
だが,その日は何時もと違った。
今まではイヤンクックとかドスガレオスなんていう雑魚ばかりだったが今回は何と……
〜狩り名:林丘の王達〜
リオレウス×2
リオレイア×2
クイーンランゴスタ
報酬:10万
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
って言う大型クエストの以来だった。
最近,人外メンバーには舞い込んでこなかった緊急の任務だ。
人外メンバーにしか出来ないだろうと……言う理由で依頼されるG級越えのハイレベルクエストだ。
俺は意気揚々とした。
だが,こう言う高レベルクエストをその時の調子で選んじまってマハラ達を失ったのが
記憶に新しかった俺は及び腰でも有った。
目の前の師匠を失ったりしないかって……
そう,不安がっていたらレッドの奴がそれを感じたのか俺に言った。
レッド「どうしたんだ?浮かない顔だ…何時もの師兄ならひゃっは〜とでも奇声を上げそうなのに」
ワルキューレ「怖いんだ…こんな馬鹿げたクエストして師匠やお前を失わないか」
レッド「馬鹿な事を…師匠の強さ知ってるだろ?
殆ど欠片も見せてないが…師兄よりはるかに強いの分るだろ…師兄より先に死ぬなんてないでしょ」
ワルキューレ「だがよぉ!あの人は仲間想いだ!下手な事して俺の盾になるなんて…」
レッド「師兄が逸った真似をするようなら何もしないように俺が制するさ」
アイツが感情的な俺のストッパーになると言ってくれた気がして少し安心した。
逆に感情に物を言わせて行動しない冷静なアイツが居ないと俺達師弟はやっていけない気がした。
狩りには俺とレッドと師匠ともう1人,師匠の頼れる相棒,最近は1人で狩りをしていたが……
な,ギルス君の師匠であるヴォルトの親父…メンフィスさんだった。
赤のオールバックとがっしりした体格に顔立ち…哀愁を帯びた黒の瞳が特徴的な人だ。
俺は当時,まだ人外メンバーに馴染むのが大変で…過去の仲間達を引き摺っていたから…
話した事もほとんど無かったが…あの人は俺を気にしてくれた。
対剣ヴォルトトスにカイザーXシリーズと言う人外メンバーに相応しい装備だ。
コノ2人がいる限り俺達は手を拱いて2人の邪魔にならないようにするべきなんだろうと思ってた。
精々,閃光玉や落とし穴…回復薬でのサポートがほとんどで攻撃に回る機会なんて殆ど無いだろう。
否,是だけレベルの離れた人達と一緒だと逆に邪魔になるだけなのは確実だ。
________________
目的地:ラドルアカナ林丘
鬱蒼と茂る木々,巨大な大木が根を張り枝と枝が絡み合い,
木を伝い枝を人が移動できるのがこのエリアの特徴だ。
また,真ん中付近には巨大な泉…湖と言った方が良さそうな泉がある。
そんな雄大な自然が待ち受けているとは思えない
灰色のゴツゴツした岩山が馬車から外を見ると有った。
ガタンガタン…ワルキューレ「はぁ…色気ねぇなぁ…」
メンフィス「全くだ…林丘の近くに火山が有るってのが色気がねぇよ……」
ワルキューレ「気が合いますねぇ」
レッド「全く,師匠と言い師兄と言いメンフィスさんと言い
図太いというか大雑把で身勝手な人ばかり乗ってる馬車ですね…」
イヴァリス「おい…失言だ。失点だ…酷いぞレッド」
師匠は結構純情と言うか涙もろくて少し馬鹿にしたり冷たく接すると泣き声で本気で向かってくる。
正直な話,ウザイほど自分の感情に真っ直ぐな奴だ。俺も言えないけど……
兎に角,火山の近くを通るのだから熱い…
因みにギルス君とフルフルを狩った時に行った火山とは別方向の火山な?
俺は北方出身で熱いのが大の苦手で狩場に付く前に死ぬのかとか思ってたな……
ワルキューレ「師匠…メンフィスさん……短い間でしたけどお世話になりました…
意識が朦朧とします…俺此処で死ぬみたい…」
バキィ!メンフィス「クーラードリンク呑めや…」
そうあの時の俺は狩場に行くまでの通路で火山を通る時に必ず馬車の中で支給される,
クーラードリンクを飲んでいなかったのだ。いや,俺はクーラードリンクって奴の存在を知らなかった!
ワルキューレ「クーラードリンク!!すげぇ…暑さが吹っ飛んだようだ……何だこの不思議飲み物は!?」
メンフィス「馬鹿か?」
レッド「見紛う事なき馬鹿です…」
イヴァリス「珍獣だな……」
ワルキューレ「ヒドッ…」
イヴァリス「まぁ,俺様が教えてやろう…体の体感温度を和らげる効果のある飲み物だ。
熱を逃す効果が有るって訳だな……
熱を発散し水滴で体をコーティングし外の熱からの,ダメージも軽減するのさ」
ワルキューレ「成程」
そんな馬鹿やりながら少しずつ親睦を深めていざ,狩猟の地ラドルアカナ林丘に付いた。
見渡す限りの木・木……木!!!色気の無い岩の色とは違う綺麗な翠…生き返った気分だった。
だが,感動しても居られない……キャンプを出ると行き成りお出迎えのリオレイアちゃんだもんな。
バサバサバサバサ…リオレイア「ギシャアァァァァァァァァァ!!!!」
空中を巡回しながら子育ての敵になりうる奴を警戒していたんだろう。
そんな中,丁度俺たちがその場所に来た時と奴の視界が重なったみたいだ。
行き成りのリオレイアとの戦い。奴は拘束で滑空してギラつく爪を見せつけながら向かって来た。
ギュオォォォ…メンフィス「面白いな…こう言う行き成りの襲撃は好きだぜ」ガシッ…
メンフィスさんがリオレイアの目に向かって閃光玉を投げた。
リオレイアは突然視界を奪われ狂った様に飛び岩に激突する。
瞬間,剣を抜く音が響く———
ギャリッ…
イヴァリス「行くぞ…おい,ワルキューレ!!てめぇも攻撃に混ざれ!好機だぞ!!」
___ダン!
ガガガガガガガッ___リオレイア「ギギャアアァァァァ…ガッ…ギャアァァァァァ!!」
バタバタ…メンフィス「そろそろ効果が切れる!下がれ!!」
それなりに熟練したハンターならモンスターがどれ位で閃光玉から立ち直すか位予想は出来た。
だが,メンフィスさんの言葉は興奮状態の俺には相当嬉しい言葉だった。
あの時はこの俺がこの狩りで武器を振えるとはと本気で切り捲ってた。
だから……リオレイアの目の復活に気付けなかった。
逸早く,離れていたメンフィスさんは何時の間にか落とし穴を設置していた。
俺達全員が離れた時レイアは怒り狂い突進してきた。
俺達はそれをかわし,落とし穴へと誘導する。
ボゴォ…リオレイア「ギャッ!?」
見事,レイアは落とし穴に嵌り動けなくなった。ジタバタともがく。
だが,そんなもがきながらの攻撃など恐れるに足らず…俺達は各々攻撃した。
何とか耐え切り落とし穴から這い出したレイアは体を回転させながら尻尾攻撃をしてきた。
俺達は距離を取ったが陣形がバラバラになってしまった。
直感的に一番手強いのがイヴァリスさんだと分ったのか…
先ずはイヴァリスさんを倒そうという魂胆でイヴァリスさんに顔を向ける。
そして,火炎袋から生成される炎を喉から勢い良く三連発射出する。
ドンドンドン…イヴァリス「おいおい…それじゃ駄目だぜ?」
ワルキューレ「何突っ立ってんだ!?喰らうぞ…」
レッド「あんたは馬鹿か……仮にも人外の者最強の戦士だぞ?」
俺は目を疑った。
あァ,常識的じゃなかったのさ…その後の光景が_____
何と師匠は火球を双剣の爆風でぶっ飛ばしたんだ!是にはレイアも驚いてたね…
最後の手段と体を大きく広げて突進の構えだ……
流石にあれは剣で斬ってどうにかなるもんじゃねえぇだろう…
かといって師匠の方はちょうど海が近くて避けるスペースもない。
ヤベェ……そう,思った。
ズンズン…ワルキューレ「ヤベェ!助けねぇと!!」
ガシィッ…メンフィス「待てって…面白い物が見れるぜ?」
そう言ってメンフィスさんが止めてなけりゃ俺は行ってたろう。
と言うか…止めてても方を全力で捕まれてなければ行ってたな…
ズッ___
ズバァ!!
ズズズズズズズズ…ワルキューレ「何て刃の硬度だ…レイアの硬い皮膚を膾切りに!?」
ボタボタボタボタ…リオレイア「ガッ…ギアァァァァァァァァァ!!?」グラァ
レイアの奴の足と足の間に体を屈め瞬時に入り込み刃を差込みレイアの腹を解体するように,
一閃してみせた。一撃で死ぬほどの大量の血が流れ出て……
リオレイアは朦朧とする意識の中で敵に背中を見せ足を引き摺り逃げ出す。
腹から飛び出た内臓を痛ましく白い砂に擦りながら赤い線を造って行く。
それに師匠は驚くほどの足の速さで歩いて容易く追付き止めを刺した。
リオレイアの目に気付かれないように……刺した
ザシュッ…イヴァリス「勝負ありだ…」
ズゥン____
リオレイアの巨体が白い砂浜に堕ちた…
END
NEXT⇒第五話「イヴァリス Part3」へ
〜ちょっとじゃれあい〜
メンフィス「すご〜く,どうでも良さそうな感じの登場だな?」
イヴァリス「だってサブ中のサブじゃん?」
メンフィス「何!?お前の一番の親友設定じゃないか!!何処がサブだ!?」
イヴァリス「今時親友はサブキャラなんだよ…」
メンフィス「そんな事言ってるから友達いねぇんだ秋空は!!」
イヴァリス「!!!!」
秋空「友達居ますってメンフィスさん!」
メンフィス「何人?俺みたいに友達百人居るの?」
秋空「それ異常だから!!」