二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 新話更新&アンケ募集!! ( No.122 )
日時: 2010/10/13 20:16
名前: 風 (ID: OK7TThtZ)

コメント有難う御座います^^

アリスへ
あははははは♪
哀れ哀れえぇ★

いたねぇ…でも,バレンタインの時欠席してたのですよ(汗

なさへ
彼女でした!
間抜けな彼女を書きたかったのです!!
アリス男前ですか!?アリスは女らしく居たいとの事なので余り嬉しくなさそうですね(汗
ウンディーネさんは普通の浴衣姿の雪女でした^^
クロエさんは露出度バリバリな感じ!



D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
小休止:ジゼル・ノクターン&ダイト・ライクラインへインタビュー


ジゼル・ノクターン偏
ジゼル「前から思ってたけどよぉ…」
伯爵「何ですカァ?」
ジゼル「この作品ってオリキャラ多いよなぁ…」
伯爵「その上,風は原作のキャラ…詰りは
我輩やロード,アレン・ウォーカー等も大事にしますからネェ…」
ジゼル「疲れたぁとかヒィヒィとか…あれ自分で自分の首絞めてるだけだよな」
伯爵「否定できませんネェ…自分が一番そう思っているのでしょウ」

ジゼル「そうだな………」
伯爵「同情も一頻りした所でそろそろ本題に入りますヨ我が兄弟…準備は?」
ジゼル「良いっスよぉ?」
伯爵「宜しい…では,先ずは服装の問題でス…正装はジゼルにとってはどうですカだそうでス」
ジゼル「正装……タキシードの事?窮屈だね…動き辛いし色々面倒だ!やっぱラフなのが良いぜ」

イラッ…
伯爵「次に,ノアになる前は何をしていたのかだそうでス」
ジゼル「孤児やってた」
伯爵「答える気有りまス?質問している側が非難されそうなんですガ」
ジゼル「だって,本当だもん!盗みやって時々良い服着て女軟派してた」
伯爵「実に貴方らしいでスねぇ…序に難破するのでしょウ?」
ジゼル「したことも有ればしないこともある」
伯爵「割合では?」

ジゼル「____惨敗(涙」
伯爵「素直ですネェ?」
ジゼル「風危の姉さんにも告白したんだけど………」
伯爵「どうなりました?」
ジゼル「内臓破壊されて死にそうなほど悶絶した」
伯爵「それはよかったですネェ★次に,ティキぽんとどちらが馬鹿かだそうです」

ジゼル「……………………(フリーズ)」
ロード「あははははははは♪先週試したんだけどすごい結果だったんだあぁぁ♪」
伯爵「あぁ,ジゼル君フリーズしたからロードが代弁するのですネ?」
ロード「うんうん,やっぱり伯爵は物分り良くて最高ぅ♪」
伯爵「結果は?」



ロード「二人とも零点で同点♪」

ギャハハハハハハハハハハハハハハ♪(其処にいたノア一同

ジゼル「我々はノアではない……宇宙人…で,」
ズルッ


ゴシャンガゴン…ズガシャァン!!
ロード「派手に落ちたね」
ジャスデロ「ヒッ!死んだかもよ!!」

ぎゃははははははははははははははははは♪(ノア一同←ティキ以外


ダイト・ライクライン偏
ダイト「あれ,僕って是やった事無かったっけ?」
トマ「どうでしょうか………一番現状把握している筈の風殿のチョイスですので」
ダイト「風は脳内空洞の鶏さんだからなぁ…」
風「出番減らすよ?」

ダイト「ゴメン…」
トマ「コホン…では,始めましょう」
ダイト「君,真面目だね」
トマ「良く言われます………では,質問に移りますよ」
ダイト「OK」

トマ「ライクライン家とは実は名家だそうですが何で成功した名家ですかだそうです」
ダイト「う〜ん,軍事産業かな……元々下級貴族だったんだけど…
そうだな,戦争の時代になってその時に専属の銃器具職人を雇って大きく稼いだんだ」
トマ「ほう,どれ位の財産が?」
ダイト「君興味あるの?」

トマ「いえ,質問書に書いてありまして…」
ダイト「ざっと,20億位?
だから,普通に生活する分にはお金に困らなくて逆に金銭感覚とか麻痺っちゃう」
トマ「そう言う事を言うと言う事は貴方方兄弟も金に困っていた頃が?」
ダイト「うっ……元々,遠縁なんだ…同じ貴族の一派なんだけど
盗賊に襲われて火をつけられて屋敷が全壊してさ…ホームレスだよ
本家が子宝に恵まれなくて僕等は拾われたのは五年程度前だよ」
トマ「苦い経験もしてきたのですね…だから今の生活に違和感を」
ダイト「感じるね」

トマ「所で,その本家のお方はルージェの血は?」
ダイト「引いてたよ…強かったよ先代の当主さんはさ…レイジア兄さんも強いけどそれ以上!」
トマ「ダイト殿の兄上は都市が離れていらっしゃるが…」
ダイト「あぁ,異母兄弟だからね………マァ,いろいろ問題は合ったけど今は譲歩し合って旨く回ってる」

トマ「最後に………女性の死体集めという悪趣味は…」
ギロリ…

ダイト「女の子の体ってさぁ……細くて柔らかくて滑々できれ〜ぃでしょ?
それに死に顔も引き攣っていなければ僕は一番綺麗な表情だと思うんだ…」
トマ「………(呆然)」
ダイト「所で君は曝しを付けて包帯グルグルだけど剥いたら女かな?男かな?」
トマ「やめっ!声で……ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



ダイト「何だよ…男かよ,残念」


無念トマ…………魂の安らぎを願うさ(ラビ



D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ


第二章:ルージェ
第十六話「解放されル力 Part4(最大戦力)」


(サチュラ・リーフィア視点)

あたしが其処についた瞬間,澄み切った頭蓋骨の砕ける音が響いた。
僕は思わず目を背けた。然し,怖いもの見たさか…違う!!
仲間の姿を安否を見なければ成らないと…戦士なら見なければ成らないと恐る恐る見る。
其処には見るも無残な姿があった。


『あれは………あの赤い細長いのは……脳!!?』

気がつくと僕は力の入らない筈の体に力を入れ口を塞いでいた。
目が潤む。彼の言葉を思い出す。


「お嬢さん,人は皆,善悪を持っておる……
表ばかり見て付き合うか付き合わんかを決めるのは早計じゃぞ?」
「うぅ,でもだって中国出身?だしパンダじゃん…」

「ワシはパンダでは無い!!それにパンダは中国広しと言えどそうそうお目に掛かれんわ!!」


老獪らしい諭すような物言いと大人の意見,そしてそれに似合わぬ軽快な冗談。
僕は実は好々爺然としたブックマンの事がかなり好きだった。

「えっ?是くれるの…何で?」
「何でじゃって良いじゃろう?おぬしはワシに取っちゃぁ可愛い孫みたいなもんじゃ!」
「贔屓さ!」
「黙れ!我は野郎じゃ!!サチュラ嬢はかわいらしいがお前は憎たらしい!」

「酷い!」


幾つ物思いで画頭の中を駆け巡る。
嫌だ…嘘だウソダ…嘘嘘嘘ウソ嘘うそうそ嘘だ_____!!!
幾ら叫んでも何も変わらない現実……僕は唇を血が出るほどにかみ締めて言う。
今まで一度も呼んだことの無い名…勿論こんなの敬称とかで…本当の名じゃないけど…


    ——————本人パンダヨリはマしだト思ってた——————






                                  ____ブックマン!!!

叫んだって何をしたって戻ってこないのは分ってる。
でも,叫ばずには居られなかった。喉が張り裂ける程に……血が逆流するほどに————


カツン…


____________


そんなサチュラの下に一人の女が現れた。
それは先程までサチュラと戦いサチュラを倒した女だった。


ザッ…
「何?」
「芋虫みたいに這い蹲られても鬱陶しいって忠告にね」


セディルの傲岸不遜な物言いに顔を顰める彼女だが何も言い返すことが出来ない。
止めでも刺されるのだろうかと体が強張る。


スッ

「ヒッ」

手が伸びてくるのを肌で感じでサチュラは小さく呻く。
それを見てセディルは笑い途中で手を止める。


「可愛いなぁ,君は♪元々さ…エクソシストのことは言うほど敵視してないのよねルージェは」
「え?」
「其方が一方的に敵視して弾圧しようとしてるから抵抗しているだけで………さ」


「伯爵側に対する復讐心のほうが強い」
「そうね…私達も人間だ物,この汚くも綺麗な物の有る世界を護ろうとする意思は有るわ」


極当然の様にセディルは淡々とした語調で言う。
恐らくは本心だろう。
そう取れる。


「まぁ,あいつ等の相手はあたし等がするからあんた等は休んでなさい…」
「そんな,遣られたのは僕達の仲間なのに…」
「そんな体力で向って行くのは敵討ちじゃなくて自殺に他ならなくてよ」


急に抑揚が取れる。
瞳を見上げると闇に吸い込まれる様な奇妙な感覚。
有無を言わさない瞳に彼女は無言で首肯した。
戦える存在が今彼女たちしか居ないのだから信頼はせずとも信用するしか無かった。


____一方,


アリスと正対していた神田は思案していた。
このまま彼女を信じて向かわせるのかと…

「疑り深いですねぇ…そんなだから眉間に皺よって悪人面なんですよぉ?」
「黙れ!!ぐっ…アァ!!!」

「戦えなんだから………利用できる物は利用するしかないでしょう?」


アリスの言葉に反撃しようとした気の短い神田だが体に走る激痛で倒れ込む。
回復が遅い事を忌々しげに感じタイル床の冷たさで少しだが頭の熱を冷ます。
そして,彼女の言葉に違和感を感じて見上げる。




      ————分ラナい人



                  私,貴方に惚れテルんでスヨ?————



神田は彼女の本音に一瞬呆けて吐息を吐く。
そんな呆然として動かない神田に小さく彼女は呟く。


「もっとも貴方への愛情が何時冷めるかは分からないので覚悟はしといてね?」


背中を氷解が撫で降りた気がした————



==============
その頃,エジプトのアレクサンドリア…


レイジアと巨漢スキンは主に屋外で空中戦を繰広げていた。
二人は妙な会話をしながら空で何度と無く激突する。


「丼と言うのは日本の由緒正しい料理なんだよぉ!!」
「己は鮪丼こそ至極!!」


ガゴォン…
「甘党なら餡蜜だろうが!」
「ぬぅ!己はみたらし団子の方が良い!!あの甘しょっぱい感覚が良いのだ」
「俺達の会話機から見たら馬鹿じゃねぇ!?」


「否定できん!」

バッ!


話題はなぜか日本食材についてだ。
ノアの本拠地は今,日本の江戸に有る。
其れをスキンが言ったのが事の発端だと言うのは秘密である。(言ってるし
そんな中でも実は見識が高く高学歴な所を見せようとするレイジア…
実際,この様な蘊蓄をひけらかしでもしなければ余り頭が良いとも思われない悲しい人だ。


ザッ…


「さてと……詰らない小競り合いも終りに」
「甘いな…チョコラテの様だ。もうとっくに小競り合いなど終っているわ!!」



ジャララララッ…


スキンが凄絶な笑みを浮かべると同時にスキンの服の裾から多数のチェーンが表れる。
否,元々有ったものが何らかの力により視覚化されたと言った方が正しそうだ。
其れによりレイジアの体は束縛され体の自由は奪われたかに思えた。


「余り調子に乗っているから目の前が曇ったか?」
「そのまま返すぜその言葉…」


勝ち誇った風情のノアの男に皮肉の篭った口調でニヒルな笑みをレイジアは見せる。
スキンは怪訝そうにしながらも先手必勝とレイジアを豪腕で手繰り寄せ攻撃を開始する。
一方,そのレイジアとスキンの戦いを下から傍観しているダイトは
エクソシストの集団と相対していた。無論,ティエドール達である。

「あ〜ぁ,馬鹿丸出しの会話してるから…」
エクソシスト達の存在がすぐ後ろに迫っている事を知りながら
彼は手を翳しレイジアが表面上追込まれているのを確認して言う。


「アンタもね!」

ガッ___
「やぁ,始めまして…結構好みの顔だ」
「!?」


そんなダイトに容赦なくイノセンスの銃口を突きつけるリノア。
其れに対して余裕綽々の態度で奇妙な発言をするダイト。
彼女にとっては唯の褒め言葉か相手を馬鹿にしているのかと思う所だが…
彼の趣味を知らないのだから当然だ。


「おい,俺の女だぞ…」


「ちょっ!デシャ坊(汗」
癇に障ったのか其処でディシャが割ってはいる。
この二人実は教団内では馬鹿のつくカップルだ。無論,神田も知っている。
その仲睦まじい姿を見てダイトは言う。



「だったら奪うか」


           ドッ!!!


                        突然発セられた殺意ニ全員が後ズさりスル———



強さはそれ程ではないがルージェ一の逝かれ具合と強情さが滲み出るその殺意は
宛ら針の雨に曝され続けるかのようだ。リノアのイノセンスを持つ腕が微かに揺れる。



ガッ____
「護れよ…女なんだろうお前の!」


グオォ…
「ディシャ!何を呆けている!!」


ギギギ…
「こんな細い糸で僕を捕らえた気で居るな!!」

グン


「なっ!?」

ズドォン!!


「マリの旦那!」
「ディシャ!彼は大丈夫だから目の前に…」


ガッ___



                             ___〈早イ人間の速度じャ無い〉


ダイトは軽々とリノアの巨大な大砲を蹴り飛ばし俊足でリノアの胸元に手を遣る。
然し,其処で腕が止まる。良く目を凝らしてみるとこの夜の闇に光が反射し小さな線が見える。
糸だ。マリのイノセンス,聖人ノ詩篇(ノエル・オルガノン)だ。
動きを止められたダイトは窮屈そうに一瞬もがく振りをして糸に手を掛けマリの巨体を投げ飛ばした。
マリの巨体が吹き飛び砂埃が起る。ディシャはマリの心配をしダイトから目を逸らす。
瞬間,ティエドールがフォローをしようとするがダイトの動きの方が早くディシャは吹き飛ぶ。


「あっ…ディ…」
「死んでよ,ね?死んでも君なら綺麗だ…いや,白い肌の一部を朱で染めて生気を失った瞳…」


「うっ…」


正気を失ったリノアの前に彼は立っていた。
彼女の胸に手を優しく当て彼女の鼓動を感じながら言う。
発汗量・鼓動の速度……彼女の恐怖心が伝わり彼は思わず無邪気な笑みを浮かべる。
ハァハァと吐息が掛かる。それすらもダイトは楽しんでいるようだ。
そうして,投げかけて行く。死んだ姿を見たい,死んでいる方が美しい。
彼女の鼓動の跳ね方が激しくなる。


ドクン…
「そろそろ,赤く染まろうか」


「やめっ」


ズガアァァン!!!
「それ以上,触ったら許さねぇ!!」

ドン!


ダイトは力を解放し弓矢を装備し彼女の胸部に押し付ける。
その瞬間,元帥が動くが其れより早くダイトは吹き飛ぶ。


「師匠____俺がこいつはやるジャン!」


ディシャは私怨に塗れた瞳でそういうのだった。



===========
一方,クロウリー城ではセルランと七夜の頂上決戦が加速していた。
その空間はクロウリー城,詰りは整備されていない古城には不似合いな
シンプルな雰囲気で,ちょうど正四角形になっていた。
その四角形の面全てに一三個ずつ文字が刻まれている。
どうやら,その数字のパネルの空間内に敵対者が入った場合其の数字を言うことで発動できる様だ。
基本的にダイヤ・ハート・クローバー・スペードと言うトランプの文字が数字と一緒に刻まれ
他の二面には重複して四つの文字から選出されているようだ。
ダイヤならダイヤと其処まで言わないと発動しないようだ。


「スペードの9」


「ちっ!」
バッ



ヒュッ…

『くっ!瞬間移動のカードか!!』


唯でさえ戦い辛い空間でトリッキーな技ばかり使うセルランに忌々しげに舌打ちする七夜。
珍しく苦戦している様だった。そんな七夜の真後ろにカードの力で出現するセルラン。
然し,その忌々しげな舌打ちはフェイクだった。


ゴゴゴゴゴゴゴ…
「勝負事は騙し合いだと言っていたな」

「くっ」
「回避できまい!」


「防げばいいのです!」


相手が後ろを取ることを予測していた彼女は予め相手の現れる空間に力を発動させ
空間の湾曲を造っていた。セルランはそれに嵌り身動きが取れなくなるが
トランプのカードを巨大化させ盾として空気の渦つまりは彼女の放つ嵐を防いだ。



ドゴォ…


『この砂煙の中では相手を注視出来ない……それは詰り視覚を造るという事。
彼女は確か空間の歪みで敵の位置を的確に読んでいる…自分に不利』


「取った!」


バッ…
「ならば,私の回り全体に防護壁を造るだけです…」
「それも,カウンター効果付か…」


つぅ〜


後ろを取り湾曲の力により出来た真空の刃で切りかかった彼女だったが
セルランの勝負勘と能力の応用の幅の広さに阻まれ攻撃は寸止め
逆に自らの頬に傷を作る結果となった。


ペロリ…

「どうした…この程度傷の内じゃないぞ?」
「いえ,矢張り……貴方は相当の美人だ。物腰の柔らかさから滲み出る気品…生来持つ色香」

「悪いがお前は私の興味の範囲外だ。誘っても動じないぞ?」

「それは残念……実はプレイボーイの才能があると思っていたのですが最近告白は失敗続きだ」
「ふん,美貌があれば容易く女を釣れるなど思うなよ?」

「失敬————思った以上に高く攻略のし甲斐の有る女性だ。
簡単に落ちる女性では詰らないでしょう?」
「ふぅ,お前じゃ私を落とすなど不可能だよ?」


「生憎と自分は蛇の様に執念深い」
「嫌いじゃないぞ?鬱陶しいが直ぐに諦める気骨の無い奴よりは余程人生を必死に生きてる」

会話中も手を緩めることなく二人はぶつかり合う。
ぶつかり合うに生じる波動の凄まじさが彼等の実力を感じさせた。
無論,ノア№1である彼女と比べればセルランは身体能力では劣るが
自らの土俵へと引きずり寄せる戦法と巧みな話術で彼女を苦戦させる。
然し,苦戦しながらも彼女も満更ではないと楽しそうだ。
言葉のすれ違いから決して相容れることの無い二人だが
一対一で自分相手に是ほど戦える奴が居るのだと………


「ダイヤの1……最後のカードだ」


ゴゴゴゴゴ…
『ダイヤの1は攻撃力が高く速度も速いが攻撃範囲が狭い,詰りこの升目から出れば…』

ニッ…
「周りを見てみろ……」



                     _____《自空間(アンリミデッド)スパイダー》



大きく動いたセルランは彼女のこの戦いの初めから恐らくは仕掛けていたトラップに引っ掛かる。
結局は持つ能力の差から彼は追い詰められるのだった。


「どうだ…動けまい?この透明の棺おけでお前は眠れ!」



だが,身動き一つ出来ないセルランは微苦笑を浮かべる余裕が有った。


そして,彼等の戦っている場所から少し離れた螺旋階段の近くでアレンは女のAKUMAと戦っていた。
姿で分るのだ。体から湧出るおぞましい魂の姿。エリアーデが伯爵の僕悪性兵器AKUMAである事を示す。


「何故,AKUMAの貴方が人間と付き合うのです?何を……」
「うっさいわよ!!あんたの知った事じゃないでしょう!!」



ガゴォ…
『くっ!?Lv2___幾らなんでも並みのLv2を逸脱』

バキィ
「脇ががら明きよ!」


アレンは苦戦していた。
この話の中ではアレンは既に道中で何度かLv2に遭遇している。
一人で,何対かは撃退している。然し,今まで倒してきたLv2よりエリアーデは遥かに強い。
彼女は多くの人間を殺しLv3間近で到達した高位Lv2なのだ。
むしろ,Lv3に近い存在なのだ。(此方の世界観では


実践不足,実力不足のアレンは少しずつ聞きたいことも聞けず追い詰められていく。

ガラガラ

「もう,死にそうね?」
「死にませんよ…貴方の魂を救済する」

「戯言を……突然来訪してあたしの掴んだ束の間の幸せを奪って…」


ぜぇぜぇと息を切らせるアレンの前に悠然とエリアーデは降り立つ。
睥睨し嘗め回すように彼の損傷を見回す。人間がどの程度の傷を負えば死ぬのか彼女は知っている。
先程までは手加減していた。憂さ晴らしの為に成るべく殴れるようにと…
然し,それも飽きた。殺してやろう…そう宣言した時,アレンは自信満々に言うのだ。
「死ねない」と…しかも自らを救うと……エリアーデは殺気をむき出しにして怒鳴った。


「何を!?」
「私は恋をしたかった……私は元となった人の皮が綺麗だった故か
異性に持てた。でも,恋を出来なかった…なぜなら,AKUMAだから………
恋をした女は皆綺麗になる……私より遥かに容姿の恵まれない女性でも私より綺麗になる」


「___稀有…ですね」
「そうね————何もかも今日限りで終りかも知れない,あんた等を排除しないと…」



そして,独白する。
幾ら,アレンが問うても彼女は答えなかっただろう答え。
恋をしたかった。寄って来る男は多い。然し,最も輝けた時が無かった。
そんな最中,このクロウリー城に憎きイノセンスの存在を感知した伯爵により彼女は送られた。
そして,自らの攻撃を受けても死なない人間クロウリーに会った。
彼は内向的で詰らない男に見えたが本当は男らしく毅然としていると言うもう一つの姿が有った。
AKUMAの血無しではその本性は抑圧されて出ないがその姿はエリアーデの心に響き
エリアーデは率先して自らの血を彼に吸わせた。そして,愛の遣り取りをしてきた。



「ぶち壊しになる!!」


「壊しに来たんです…貴方達が壊れることが世界にとって有益だから…」


慟哭にもにた叫びが耳を劈く。
アレンはあくまで冷静に彼女の魂を導くことを選択する…………———




                          ∞END∞


NEXT⇒第十七話「解放されル力 Part5(最大戦力 Part2)」

〜ちょっとじゃれあい〜

ディシャ様とリノアの日常(パロ
ディシャの部屋の前

イノセンス発動♪

リノア「おっきろぉディシャアァァァァ♪」

ズガァン!(イノセンスにより扉破壊
ディシャ『またか………』
リノア「ご飯食べよう♪」
ディシャ「あぁ……それは良いけどいっつも扉壊すのやめて?」
リノア「ぶー!良いじゃん?唯で直して貰えるんだしぃ?」
ディシャ「そういう問題じゃ…」

ガッシ…
リノア「早く行こうよぉ」
ズリズリ



食堂___

リノア「はい,ディシャ坊あ〜ん♪」
ディシャ「おう」

クラウド「相変わらず仲睦まじい事だ」
ディシャ「あんがとう御座います!」
リノア「師匠!何時帰ってきたのですか!?」
クラウド「今日だ……所でお前ディシャの嫁になるなら料理の練習は絶やさずしているんだろうな?」

リノア「当然です!ディシャ坊の味覚を大研究してます!」
クラウド「よし!」

グッ

ディシャ『俺……こいつの料理一度でも旨いって言ったこと有ったかな?』


そして,其の日もディシャはリノアに遊ばれ続ける★