ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

-01 [めげずにがんばるっ!!]

ウォーターセブン
ガレーラカンパニー造船場—…

「よしっ」

私はいままでつくってた船の部品を手に取ると二ヒヒと笑った。
いつもより良い出来だ。これならもしかしたらパウリーにほめてもらえるかもしれない。
いつもは「駄目だ。やっぱ女には船大工は務まらねえな」って言われるけど。だけど今日こそ大丈夫!

私はこのガレーラカンパニーで働き始めて２年目のクレア。髪の毛は２つくくりのまだまだ子供な１６歳!
「女には難しい」とか言われながらもここに就職できた。（アイスバーグさんに頼み込んだけどね♪）
だけど駄目駄目でいっつもみんなに迷惑ばっかりかけてた。

船の部品をなくしたり、木材を海に落としちゃったりといろいろ。

だけどそんな私も「今日は完璧♪♪」なハズ!!!
だって今日よりうまくできた日なんかないんだもん♪

「ぱっうり〜♪船の部品できましたっ!!見て!」

そういって私は出来立てほやほや(笑）のすごく素敵な(自称))部品をばばんと見せ付けた。
パウリーって言うのは職長の大工、一応偉い感じの人です(一応ね）

パウリーは私のつくった部品を取ってそれをまじまじと見つめた。裏も表もじっくり見ている。

「……」

私はつばを飲んだ。だってめっちゃ部品じっくり見てるんだもん。そこまで見る?っていうぐらい。

「…全然駄目だ。昨日と変わってねえ」

「はい?!!変わってない?!!」

驚きすぎて一歩下がってしまう。
そんなはずない。だって…

「昨日よりがんばったもん!!」