二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN!×D灰†:.:*白猫 改*:.:†新章突入!! ( No.107 )
日時: 2010/02/06 20:34
名前: ちぃ ◆iZEte2cAQM (ID: kpG4msIT)
参照: http://ameblo.jp/654321chisa/

白猫1匹 [さようならと共に]


博士との戦いの後


雪はしばらく部屋から出なかった


その代わり


雪の呻き声だけが屋敷中に響き渡った


開けて大丈夫か?と聞きたい気持ちと裏腹に


あの黒い扉を開けてはいけない気がした




やめて


殺さないで欲しい


裏切らないで欲しい


嘘つきは嫌だ


また


苦しむのはいや


また


あの場所には行きたくない____







雪「ッ・・はっ・・はぁッ・・」


一人苦しげな呼吸音が響く黒い部屋に


雪「夢ッ・・またッ・・こ・・われそう・・っ・・」


雪は一人夢に捕まっていた


逃げることのできない夢に____






ア「!!雪!!」


その日の朝。3日ぶりに雪は部屋から出てきた


雪「・・・・」


リ「大丈夫・・?顔色悪いけど・・」


雪「問題はない・・」


ラ「ホントさー?」


そう言って覗き込んだ雪の瞳は潤んでいた


ラ「雪・・?」


雪「なんでもない・・学校に遅れる・・」


神「そのことなら問題ねえ。」


雪「・・?」


神「俺たちは帰る。」


雪「・・・そう・・」


コ「向こうから電話で伯爵が動き出したっていう話を聞いてね・・」


紅「あ、あのだなッ・・」


紅は何か言いだそうとしていたがリナリーはそれを察してか


リ「いいのよ^^」


そういった


紅「え・・?」


リ「いいの・・・これはもともと私たちの世界の戦いだったし、紅はこっちの世界の住人なんでしょ?元々・・それに・・・博士まだ見つけてないでしょ?」


紅「リナリーッ・・」


葵「そういうことなんで^^」


月「え!?葵も残るの?!」


葵「姉さま一人残せませんよ^^」


月「で、でも・・・」


コ「月夜も残るかい?w」


月「の、残るッ!!!」


そんな月夜をニヤニヤして皆が見る


月「な、何よ!!//」


葵「月夜も残るんですか?」


月「いいでしょ別に!!//」


葵「・・別にいいですけど・・はあ〜・・」


月「なんでため息するの!?Σ」


アリス「私も残ろうかな・・」


神「!!アリスも残るのか・・?」


アリス「うんwまあユウと離れるのは嫌だけど、あのバカップルの続きも気になるし、やっぱ心配じゃん?w」


神「・・そうかよ。」


ラ「あれ〜?ユウさびしいんさあ〜ww」


神「なっ!?//て、てめえたたっ切る//!!!!」


アリス「浮気しないよ〜?w花嫁修業ww」


神「て、てめえも乗ってるんじゃねえ!!!//」


雪「残るの・・?」


紅「嗚呼、雪と魁にせっかく会えたし・・私はもう人間じゃないってことがわかったからな・・博士に会わないと死ねないんだ^^」


葵「僕もちょっと用事出来ましたし、魁ぶっ潰してから・・」


魁「誰をですかぁ〜?」


月「ひいっ!?」


葵「あんたはいつもどッからわくんですか・・」


魁「タンスかr」


葵「よし、タンス無くすか。」


だから今日は彼らと過ごす最後の日


ア「じゃあ学校行きますか!!」


コ「行ってらっしゃい〜♪」


そして私たちは家を出た


***


ツ「あれ?皆どうしたの?」


職員室から出てきた時にツナにあったアレン達


リ「あ!ツナ君^^あのね、今日で私たち元の世界に戻るの。だから退学届出しに・・」


ツ「え!?帰るなんて聞いてないよ!?;」


ア「ああ、今日きまったので^^でも紅たちは残るみたいですよ?」


ツ「そっか・・」


*教室*


教室はアレン達が来た時と同じで異様な光景だった。

雲雀は居るし骸もいる


ツ(思えばこの教室って危ないよな・・;


そんな中、HR中に先生がアレン達を前に呼び退学のことを言った


皆(特に女子)は行かないで欲しいとか言ってたけど、こんな戦いに巻き込んで入れないよな・・


でも・・彼らは一体何なんだろう


あの戦い方、絶対に一般人じゃない


***


骸「居なくなってくれてスッキリしましたね^^」


神「んだとパイナップル野郎が」


ア「ほら、行きますよ!!」


神「ちっ・・」


コ「じゃあ、また遊びに来るからね^^」


アリス「ユウ浮気しちゃだめだからねッ!!」


神「誰がするかッ!!;」


リ「私が見張ってるわ^^」


ラ(こ、こわいさ・・


ア「じゃあ、ありがとうございましたッ!!!」


ツ「うん!またね!!」




彼らは時空の狭間に消えていった





彼らは教室からそのまま帰った。




俺たちはアレン達が帰った後で帰っていた




帰り道の途中で


雪は



一人俯いたままだった




ツ「雪・・?どうしたの?具合悪いの?」


雪「そうではない・・・」


ツ「じゃあ、なんで・・」


雪「貴方なら・・」


ツ「え?」


雪「貴方ならもし大切なヒトに自分の存在を・・自分との記憶を・・忘れられてしまったら・・どう思う・・」


ツ「え・・っと・・それって・・」


雪「・・・・・やはりなんでもない・・」


そう言った雪の後ろ姿は



今にも消えてしまいそうで



儚く


儚く



今にも



俺の記憶からも



皆の記憶からも



そしてこれから出会うであろう人の記憶からも



消えてしまう気がした



白峰雪という存在を



忘れて



そのまま



消してしまうような



そんな



儚い後ろ姿



ねえ



雪は



消えないよね?







やっとあちらの世界のアレン達も帰って



平和な日常が帰ってくるのだと




俺は勘違いしていた




そう






勘違いを









「何処に行っても必ず見つけ出す」





これは終わりの合図?


それとも始まりの合図?





答えは勿論









始まりの合図______