二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN×D灰†:.:*白猫 改*:.:†白猫2匹UP☆ ( No.226 )
日時: 2010/03/25 15:30
名前: ちぃ ◆iZEte2cAQM (ID: kpG4msIT)
参照: http://ameblo.jp/654321chisa/entry-10474409295.html

白猫5匹 [灰猫]


サムクテ


クラクテ


カナシイ


ナニモナイ


アソコ


イヤダ





ツ「どういうこと・・雪・・だましてたの・?」


魁「騙してませんよ?彼女はねぇ」


全「「「「ウヲおォオオ!?」」」」


葵「どッからわいたんですか」


魁「窓に決まってるじゃないですかぁ」


葵「うわー不法侵入者だーお巡りさん誰か呼んでー」


骸「いや、あからさまに嫌がりすぎでしょΣ」


リボ「魁・・どういうことだ・・」


魁はストンと大きいソファーに足組んで座って置いてあった紅茶をすする


リボ「おい・・・」


魁は「全く」と言っていつももっている愛用のステッキをクルクルとまわしてから組んでいる足に頬杖をして不気味なほどニッコリといつも以上に笑った。


魁「大体、雪が貴方達に裏切るような嘘をつける便利な機能が付いているとでも?」


ツ「機能って・・」


魁「機能ですよ、僕たち人工生命体にはプログラムされていることいならば出来るし、されていなければできない。単純でしょう?」


獄「じゃあ!!リボーンさんが突き止めた情報がデマってことか!?」


魁「いぇ?その優秀な家庭教師様がそんなヘマすると思わないでしょう?」


骸「じゃあ・・・どういうことです・・?」


魁に負けないような貼り付けたような笑顔で骸が問う


魁「パンドラ・・聞いたことありますか?」


ツ「え?」


魁「ヴィンディチェの牢獄は凶悪な人間を入れるところですが、そこにも入れられない者もあるんですよ。ヴィンディチェに入れられるのは精々「凶悪」まで、パンドラというのは「異常」な者を閉じ込める牢獄の名前です。ま、ヴィンディチェの一部がパンドラであり、パンドラの一部ヴィンディチェですから雪はヴィンディチェに入っていたと言ったのいでしょう、貴方達はパンドラを知らないでしょうからねぇ」


月「・・異常・・?」


魁「はい、例えば六道骸は「凶悪」ですが・・アリスである雪は「異常」に入るのです。何故なら我々ならヴィンディチェなどすぐに出られるからです」


骸「・・・」


魁「そして、雪はパンドラに閉じ込められていたのです。理由は「アリスの中でも異常だから」だそうです。雪はアリスの中でも・・最高傑作の中でも思ってもみなかった行動をすることがあるんですよぉ・・プログラムされていないのにねぇ・・」


紅「それって・・」


魁「そうです、異常です。」


魁「パンドラは出ることが不可能と言われています。アリスでもねぇ、理由は二つ・・」


魁は人差指を立てた


魁「一つ目はパンドラの位置。アレは見つけることも困難なんですよぉ・・何故なら次元の狭間に存在するから」


リボ「てめえらなら出れるんじゃねえのか」


魁「あははッ!!もし、2、3の次元の狭間ならねぇ・・でもあそこは違う。何千万もの次元が複雑に絡まった場所なんですよぉ」


ツ「な、何千万!?」


魁「そして二つ目はパンドラの番人にあります・・パンドラの番人はパンドラにある唯一の門を守っていて、その門からでなければ入ることも出ることもできないんですよぉ」


月「その番人って・・」


魁「勿論人間じゃないですよぉ?僕たち最高傑作の4体目「灰猫」が門番をやっているんです」


獄「灰猫・・?」


魁「灰猫は乱暴なのであまり僕は好みませんが・・彼女が灰猫といわれるのには理由がありましてねぇ・・灰は黒と白を混ぜて作る・・簡単にいえば戦闘力、知能、身体能力全てにおいて灰猫は黒猫と白猫を足して2でわったようなものなのですよぉ」


紅「わたしと雪を・・?」


魁「なので彼女は紅と雪が大っきらいでして・・」


そう言って困ったような顔をして足を組みなおした


ツ「雪は・・さびしくなかったの?」


雪「・・・問題ない・・けれど・・・もう一度あそこに戻るのは・・嫌なのだと思う・・」


ツ「そっかッ・・」


魁「君が・・自分の考えを言う日が来るとはねぇ・・」


そう言った瞬間だった。床は大きな音を立ててひび割れた


ゴォオオオオオオォオオオオオオンッッ!!!


魁「ッ・・来ましたかッ・・!」


いつもの顔ではない真剣な顔の魁にまぢでヤバいと感じる


ツ「何!?」


雪「ッ・・」


そのひび割れから影のような黒く薄っぺらい手が無数に伸びてきて雪を捕まえた。

すると近くにいたツナを捕まえようとする


魁「伏せなさいッ・・!」


そう言うとステッキに仕込まれていた剣で断ち切るとそれは床に落ちて徐々に消える


アリス「雪ッ!?」


魁「やはり雪の元気がなかったのは貴女のせいですか・・






         灰猫」


「ったく、変態癖治ってねぇのかよ」


そう言いクスクス笑う


魁「相変わらずですねぇ・・」


煙の中から現れた少女は、鮮やかな朱の髪をツインテールで結び、瞳は薄い茶で切れ目、身長は紅と同じくらいで164ほどだった


紅「お前は・・」


そう言うと今までと打って変わって殺気むき出しになった少女に一同ドキリとした


「よぉ、悪友」


そう言う言葉とは裏腹に少女の笑みは不気味な物だった