二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN×D灰†:.:*白猫 改*:.:†白猫8匹UP☆ ( No.406 )
日時: 2012/06/01 18:53
名前: 神無月Ж伶裡(元ちぃ (ID: JbPm4Szp)
参照: 伶裡と呼んでくださいまし←

白猫15匹 [お久しぶりですお元気ですか]


葵「本当に来るんですか・・」


椿「紅にも会いたいしね♪」


葵「はあ・・」


月「さっき話してたイタリアに行くとかって・・」


椿「ああ!あれはね、その・・黒雷家の家の問題で・・えっと・・今壊滅しそうなんだ^^;」


月「えぇぇえッ!?!?」


葵「大げさな・・;ただの兄弟げんかでしょーが・・」


月「は・・?」


椿「いや、もはや殺し合いだよ!?お兄ちゃん何も出来なくってさー・・;」


葵「なんで僕なんですか・・」


椿「いや、兄弟の事は皆で話すべきだしね!」


葵「弟達より弱い兄ってシュールですね・・」


しみじみ言う葵に月夜が突っ込む


月「弟・・たち?;;;ま、さか・・」


葵「えぇ、5人兄弟なんです。」


月「はぁ!?」


葵「まあ、血は半分しか繋がってませんがね。」


椿「うん、黒雷家は元々父が上海マフィアの息子で母がイタリアンマフィアの娘だったからマフィアの塊っていうのかな・・?そのせいで跡取りが必要で5人いるんだけど、僕と葵は母が一緒であとの3人は母が別々なんだ」


月「ちょ、ちょっとまって!!」


(椿と出会って今日、私は葵の事いっぱい知った・・でも・・)


月「なんで今まで言わなかったの・・?;;」


葵「・・聞かれなかったから?^^」


(おいッ;;)


そう言っている間にも家に着いた


(にしても葵の兄弟あと3人って・・)


月「どんな人なんだろう・・」


ぼそりと呟いた月夜の言葉を葵が聞いていたのはまた別の話


葵「あー・・帰りました・・」


異常にテンションが低い葵


椿「紅いるーーッ!?」


テンションが異常に高い椿


月「あ、お邪魔します・・;」


いたたまれない私


紅「おかえ・・誰だ?;」


月「え!?」


葵「あー、今まで兄弟に見られないようにしてたんで姉さんは知らないんですよ^^」


そしてかくかくしかじか・・


紅「にしても兄弟がいたとは・・」


驚くのも無理はない


今聞いたのだから


紅「で、椿が来たのは葵をイタリアに連れてくためだと?」


椿「うん、俺一人じゃさすがに大変で。」


紅「そ、うか・・」


葵には個人的に凄くいってほしくない


それはさっきから俯き黙ってしまっている月夜もだろう


紅が口を開こうとするのと同時に月夜が俯いたまま口を開いた


月「私、帰るね・・」


葵「でも今来たばかりじゃないですか、お茶でも飲んでいけば・・」


月「椿さんとさっき飲んだから・・」


何よりここからすぐ離れたい


いや、葵から


月夜のその言葉を聞くと葵は一瞬眉間にしわを寄せたがすぐにまた笑顔に戻り


葵「じゃあもう暗くて危ないんで送っていきますよ。」


月「え、でも・・」


葵「こんな暗い中女の子一人じゃ危ないでしょう。僕も付いてきますから玄関に行っててください、すぐいくんで。いいですね。」


月「あ・・うん・・・」


バタンとドアを閉じた葵、顔が熱い。


いつもSッ気全開で「ですよねー、月夜は虎ですもんねー」


とか言ってくるのに、あんなにやさしくされたら調子狂う・・


椿「あーあ・・あれで月夜ちゃんの気持ち気がつかないとか犯罪だよねぇ・・」


月「えぇっ!?な、なんでしって・・」


椿「顔に書いてあったよ」


と笑って言う椿。


月「でも、葵は全然私なんか・・」


椿「え?」


月「いつもからかわれてばっかだし・・」


椿はアハハッ、と笑いだしごめんごめん、と謝った


椿「さっきの殺意むき出しの表情は誰にしたのかなぁ〜って思ってね」


紅「おいおい、二人の事なんだ、あんま口出すなよ椿」


わかってる、と二人だけで納得してしまって私はさっぱりわからない


がちゃっと葵が戻ってきて「なに話してたんです?」なんて言うから私は必死に「ひ、ヒミツッ・・!」と言った


またちょっと不機嫌そうな顔をした気がするけど・・


ドアを葵が抑え私がでてドアを閉めようとしたとき「あ」と思い出したようにもう一度ドアを開けどす黒い笑みで


葵「椿早く帰ってくださいね」


といった


バタンと再びドアが閉ざされやれやれ、と残された二人はため息をつく


椿「月夜ちゃんも気づかないもんかなぁ・・」


紅「嗚呼見えて葵も結構解りやすいと思うんだがな」


うんうん、と二人で話すのであった