二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: REBORN×D灰†:.:*白猫 改*:.:†白猫8匹UP☆ ( No.407 )
- 日時: 2011/02/16 19:02
- 名前: 神無月Ж伶裡(元ちぃ (ID: dRfQEy98)
- 参照: 伶裡と呼んでくださいまし←
ずっと黙って、怒ってるのかな・・
横目でちらりとのぞくと葵はその容姿でしれっと無言で歩いている
そのまた葵の向こうには葵を見て頬を赤らめている女子数人いる
やっぱりそう言う女子の方が好きなのかな・・
そんなエンドレスな考えを葵が破った
葵「月夜はどうしたらいいと思います・・?」
月「イタリアの事?」
葵「えぇ、」
でもちょっとした疑問が思い浮かぶ
月「なんで私に聞くの・・?」
葵は少し目を見開いてから笑った
葵「そうですね・・なんでですかね・・もう忘れてください」
そう言って笑うキミ
そんな答えが返ってくるとは思ってなかった
ちょっと期待してたんだ
私に聞くのは引きとめてほしいから、と
そんな葛藤も虚しくもう家の前
葵「つきましたね、じゃあ・・さよなら・・」
行ってしまう、きっとこのままイタリアにも行ってしまう
そう思えば止まらなかった
「え、ッ・・」
葵は帰ろうと振り向けば手を小さな手に握られていることにより帰れなくなった
その手の主を見れば俯いてしまっている
「そ、そのっ・・たぶ、ん・・あんまり・・いって、ほしくない・・んだとおも、ぅッ・・」
ああ、恥ずかしすぎて声がだんだん小さくなってしまったけどキミには届いただろうか
確認しようと上を見上げると
葵は俯いてしまっていた
さらさらな黒髪から見えた耳が少し赤かったのは気のせいだろうか
葵「そう・・ですか・・そう、ですかッ・・」
そう言ってあげた顔は照れ臭そうに頬を少し赤らめ笑っている葵で
なんでそんな顔するの、勘違いしそうになる。そう思ってしまった
葵は私の手をほどくと振り向き
葵「そうですね、イタリア行きはもう少し先延ばししますよ。いっときますけど、姉さまのためですからね。勘違いしないでくださいね!」
なんて葵らしい言い訳をされた。これは俗に言う「つんでれ」というものなのだろうか
何時ものツン気が0な葵もちょっと良いな、なんて思ってしまった
葵「じゃあ、また明日」
さっきは「さよなら」だったのが「また明日」になっただけで嬉しくてどうしようもなくなってしまう自分に呆れつつも手を振った
ある初夏の一ページ________