二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 閉じ込めていた記憶 後編 ( No.269 )
- 日時: 2010/03/27 11:48
- 名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: /dA6IieT)
- 参照: 名前変えました!!もと杏里ですヨロ(`・ω・´)スク!
あの事件は、私にとってたぶん一番最悪な事件だったと思う・・・。
それぐらい、ひどく、そして、美香ちゃんと離れ離れにならなかった理由のひとつだ・・・。
美香ちゃんの提案で、私たちは学校帰りに、プリを撮る事になった。
それが、私にとっての最悪な事件の幕開けだった・・・。
美香ちゃんと話をしながら、歩いていたらもう、ゲーセンに、着いていてどの機種で、プリを撮る?って、わくわくしながら機種を選んでいた。
それから、この機種がかわいくて、明るさもちょうどいいし、これでいいんじゃない?って、私が言うと美香ちゃんもうん!って、言ってプリを撮った。
それから、プリを撮って、デコリをして、ものすごくその時は楽しかった。
その時は本当に幸せだった・・・。
誰にでも、今はものすごく幸せです!!って、いえるぐらいだった。
でも、そんな幸せもすぐに消えた。
それは帰り道での出来事だった・・・・。
ちょっと遊びすぎて、帰るのが6時過ぎだった。
その時ちょっと、外は暗く人通りも少なかった。
でも、私達は明るく盛り上がりながら、帰り道を歩いていた。
なら、その時、ドンッと、誰かにぶつかった。
いたた・・。と、思いながら前を見ると、黒ずくめの男の人が立っていた。
そこまでは、別によかった。
だけど、その人は誰でも知ってる、指名手配犯だった。
男の名は八島健太(やじまけんた)誰でも構わず殺すとして有名だった。女でも、子供でも・・・・。
その人に、私はぶつかったのだった・・・。
私はとりあえず謝った。
「す・・・すいません!!」
声は、震えていた・・・。
体もガクガクだった・・・。
美香ちゃんも、震えていた・・・。
なら、八島が
「大丈夫だよお嬢ちゃんたち。なんで、お嬢ちゃんたちはそんなに、震えているのかな?もしかして、おじちゃんの事知ってる?」
と、気持ち悪い笑顔で聞いてきた。
私たち2人は、震える声でし・・しりま・・せん。と言った。
なら八島は満足したみたいに
「お嬢ちゃんたちはおじちゃんの事知ってるのか」
と言い、それじゃあ、と一旦区切ってから、死んでもらわないとね?と、気持ち悪い声で言った・・・・。
「なら、おじちゃんにぶつかってきた、女の子からにしようかな?」
と、気持ち悪い声と笑顔で言ってきた・・・。
私は、怖くて何もいえなかった・・・。
なら八島が着ていたコートからナイフを取り出し、私の首めがけて下ろしてきた・・・。
私は、怖くて動けずに居た・・・。
もう・・・終わりだと思った時
「花梨ちゃんを、殺さないでぇぇぇぇー!!」
と言って私と八島の前に入って来た美香ちゃん。
グサッ・・・。
私の目の前で、血の海が広がっていく・・・・・・。
それは私の血ではない・・・・。
美香ちゃんの血だ・・・・・・・・。
「いや・・・・美香ちゃん返事してよ・・・・。
お願いだから前みたいに笑ってよ・・・・・・・。
花梨ちゃんって呼んでよ・・・・・・。
ねぇ、美香ちゃん・・・・・・。
返事してよ・・・・・。
美香ちゃんーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!」
私が何度呼んでも、美香ちゃんは返事をしなかった・・・。
美香ちゃんはもう、この世には居ないのだ・・・・・。
もう、絶対に笑う事も無く、私の名前を、呼んでくれる事は無いのだ・・・・・。
ポタッ・・・・。
私は泣いているのだ・・・・。
一番仲のいい友達を失ったからだ・・・・。
心に、ものすごく大きな大きな穴があいた・・・・。
決して、ふさぐ事のでき無い大きな穴・・・・・・。
その時、私の八島に対しての怒りが、大きな力となって、私は神の力を手に入れる事ができた・・・・。
私はその神の力で、八島を壁にドカンッとした。
その力はサイコキネシスだった。
そのほかにも力はいっぱいあった。だけど今はサイコキネシスがいいと思った。
私はこれでもかっていうほど、力をいれて八島を壁に押し付けた・・・・。
八島が苦しんでる・・・。
だけど私は力を緩めなかった・・・。
八島に対する怒りの方が強かったのだ・・・・。
だけど、それもそこまでだった・・・・。
一部始終を、見ていた人が居たのだ・・・。
その人が警察を呼んで八島は逮捕された。
私は、とっさに神の力の一部でみんなの記憶を消した。
私が、神の力いや、超能力に目覚めた事をばらさないために。
私はその日から心に決めた。
確実に人が居ない事を確認してから、超能力を使うと。