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花梨Ｓｉｄｅ
チュン──・・チュン──・・。
何処かで鳥の鳴声が聞こえる。
あぁ、朝なんだ。
何て呑気な事を思いながら目覚めた私。
「ん・・ねむっ。ふぁぁー、今何時？」
何か忘れてる事が・・？
忘れるぐらいならたいした事無いか。
ん・・、待てよ。
何か隣に違和感が・・、ってか、何で晋助が隣にいるの！？
正確に言うと、布団の上に晋助が居て、その横に私がいる。

ありゃりゃ？何でだ？
確か昨日は晋助の船にきて晋助と話して・・・。
その後どうしたっけ？
ありゃ？本当にどうしたんだっけ？
何でそこだけ記憶が無いのですかねぇ〜。
・・・・。

よし、こうなったら晋助を起こすしかない！！
でも、はっきり言ってこの人寝起きが悪そう・・。
でも、勇気を出すのよ櫻井花梨！！
頑張るんだ私っ！！

だが、起こさなければよかったと後悔するのは次のお話で・・。