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＊白獣編　プロローグ

私はいつも一人だった。

家族も友達もいなかった。






ただ欲しかったのは友達・仲間。

私と一緒に話してくれる人だった。




だけど、みんな離れていく。

みんな私のことを“化け物”と言い去っていく。



好きでこんな力を持ったわけじゃない。

好きで“化け物”なんかじゃない。




そのとき私は“あの人”に拾われた。

私の“力”が必要だと。

私をはじめて“人”として見てくれた。

私をはじめて“仲間”と言ってくれた。



だから、私はあの人に一生着いて行く事に決めた。

どんなに自分が汚れようとあの人の為なら平気だと想った。

















そこで私は“あいつ”に出合った。



























みんなに愛されている“あいつ”に。