二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: \ ONEPIECE の 憂鬱 / 01*02 UP! ( No.6 )
- 日時: 2010/01/13 21:31
- 名前: *)李兎´`!.. (ID: faSasGNm)
*—03´`@..「SMILE」
灰色の雲が太陽を1mmも見せないように1つずつかぶさっている。
まるで、俺の心を隠すかのようにかぶっている殻のようだった。
高校生活初日から多分俺は…浮いた。
別にいい。毎回そうだったから。
人と同じは、嫌なんだ。愛想笑いなんかしたくない。
ありのままの俺でいいんだ。
俺は、屋上に着いてからそんな事ばっかりを考えていた。
大勢の人数が居る所は落ち着かない。息が詰まりそうで屋上に来て良かったなと思った。
扉の前に立っていた俺は重い脚をひこずる用にしてフェンス際へ向かった。
ふいに、変な声が聞こえてきた。
そう、それが奴との出会いだったんだ。
「めぇぇぇしーっ!」
なんだ?今のは...。
俺は、肩をビクッとさせて、恐る恐る後ろを見た。
そこには、麦わら帽子をかぶって制服なんか着ずに私服…なのか?わからないが
変な奴が舌を伸ばしてだるそうに倒れていた。
さっきまでは、居なかったはずなのに。
「おい、お前…大丈夫か?」
俺は、近づき顔を覗くようにしてソイツに言った。
返答は、なかった。
ただ、さっきまで居なかったはずの違う奴が俺の後ろに立っていた。
「ルフィ...朝飯は、食っただろうが。」
厭きれた様な口調と表情を麦わら帽子の奴に向け言った。
ルフィって言うのか。かわってんなー。
「お嬢ちゃんは、こんな所に居ていいのかい?」
黄色い髪で眉毛がクルンとなっていて大人の雰囲気をかもし出す奴は
俺にそんな言葉を吐き捨てやがった。
多分悪気はないのだろう。
「…俺は、小学生でも中学生でもない。高校生だ。」
怒りを抑え俯きながら俺は、眉毛にそう言った。
すると、眉毛はヤバいと思ったのだろう。
やけに謝ってきた。別に気にしてはいない。
俺は、首をコクリと動かした。
「2度と間違えるなよ。眉毛。」
俺は、そう言って屋上をでた。
出る瞬間に「そりゃないぜ、レディ」なんて馬鹿な発言をする眉毛に
俺は、フッと鼻で笑った。
内心驚いた。笑ったのは、久し振りでそんな俺が
少し好きになった。