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十三話　「リミッター」

「今日から任務が始まる。撞羅、目を瞑れ。」
「……はい……。」
私は言われるがままに目を瞑った。
すると、校長の手が私の耳に触れる。
その後、何か冷たいものが耳に当てられる。
その次の瞬間、
「痛ッ！？」
その痛みに目を開けると、特に変化はなかった。
私はその後、耳に手を当てると……。
……ピアスがあけられていた。
「な、何でピアスなんか！？」
「リミッターだ。我慢しなさい。」
「は、はい……。」
「それは、念じれば任務用の服に着替えられる。」
私は一度、試してみた。
パァっと光が放たれ、私は他の服に変身していた。
セクシーな感じだったから、顔が真っ赤になるのが、すぐにわかった。
露出の高い服以外にも、蝶の目だけの仮面なども。
「な、何ですか！？これは！」
「これが、任務用の服だよ。」
そう言って、ニヤニヤと笑う。
私は、また念じ元の制服に戻った。
周りの奴らは、顔を真っ赤にしていた。
「俺もリミッターは持ってる。」
といって、棗のリミッターを私に見せた。
私のはピアス。棗のはリングである。
これから、任務が始まろうとしている。