二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻伝説!【イナズマイレブン】 ( No.1 )
日時: 2010/01/14 22:45
名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

第14話 謎の紙


半田が持っている紙には、こんなことが
書いてあった。

「天門には神々を祭る祠有り、
 鬼門には立派な桃の木聳え立つ。
 
 人門には人々であふれ、
 風門には風見鶏が町を見守っている」

円堂は紙とじっとにらめっこをしたあと、
きょとんとした表情で言った。

「漢字読めない」

あぁ……とみんな納得したような顔だ。

「祭るのあとは『ほこら』、桃の木の次は
 『そびえたつ』、『かざみどり』はわかるな」

常に成績トップクラスの鬼道がすかさず
教えた。

「あ、これ『かざみどり』って読むのか!?
 『ふうみにわとり』かと思った」

笑ったら負け……だが、
円堂にみんな負けてしまった。

「ふうみにわとりって何だよ〜」

「それより、この紙、なんか怪しくないか」

「ああ。何かのヒントだったりしてな」

「実は木野が変なやつらに連れて行かれたあと、
 男が道端に捨てたんだ。犯罪するなら、もう少し
 考えようぜって言いたいよ」

半田が言った。ようするに中途半端だって
いいたいのだ。

「誰にも読めないとでも
 思ったんじゃないか?」

風丸が腕を組みながら言う。

「むしろ挑戦しているのかもな」

豪炎寺が静かに言った。

「俺たちが、わかるかどうか」


続く!!