二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: フェアリーテイル 〜FAIRYTAIL〜 64話更新 ( No.248 )
- 日時: 2012/10/08 23:49
- 名前: アビス (ID: dFf7cdwn)
65話〜オラシオンセイスの実力〜
「ったく。待てよナツ!」
「やーだねーー」
「お前、作戦聞いてたのか!?」
「んなもん関係ねぇよ!俺が全員ぶっとばす!」
「やっぱ聞いてねぇか・・・・・」
爆走するナツを先頭にその他のメンバーも樹海へと足を踏み入れていく。
それを見つめるは一人の男。
「・・・・・聞こえるぞ。奴らこの樹海に入ってきたな。どうする?ブレイン」
「・・・・・・・決まっている」
—ズオォォォォォン!!!—
「何だ!?地面が急に・・・・・・・!!!」
ナツたち周辺の地面が急に柔らかくなり、ひっくり返った。
それと共に現れ出たのは、なんとオラシオンセイス全員。
「邪魔者は消すのみだ」
「まさかそっらから現れるとはな」
エルザが間合いを計りながらオラシオンセイスと相対する。
いきなり6人が出てきたのだ。警戒をするのは当たり前なのだが、
「探す手間が省けたぜ!」
ここでもナツが先陣切って突っ走って行ってしまった。ナツだけではない。グレイも一緒だ。
「やれ。レーサー」
ブレインの言葉に飛び出した男が一瞬で二人の後ろを取り、吹き飛ばした。
「何事も速ぇ方がいい。それにはてめぇら、邪魔なんだよ」
「「ナツ!!グレイ!!」
「え?」
二人が倒されたことに叫ぶルーシィだが、自分の声が二重に聴こえたことに横を向くと、
なんとそこには自分が立っていたのだ。
「ええ!?なんでなんで!?」
「・・・・・クス」
それを不敵に笑うはオラシオンセイス唯一の女性。エンジェル。
「愛など無くとも金さえあれば!!!!デスネ」
「また地面が・・・・・・!!貴様か」
「金は世界を救う!!デスネ」
金金言っているのは角ばった顔した大男。ホットアイ。
「ス——ス——・・・・」
「お前なに寝てんだこの野郎!!」
この戦いの中眠っている男にナツは怒りを露わにし、炎を放った。
—ぐにゃん—
「!!!」
だが放った炎は男を避けるように不自然に軌道を変え当たらなかった。
それに驚くナツの隙を突き、ナツを殴り飛ばす。
「よせよ。ミッドナイトは起こすと怖ぇ」
「んが!」
「はああああああ!!」
エルザは蛇使いの魔導士コブラと戦っていた。エルザの猛攻に対してもコブラは
余裕の表情を見せながら戦っていた。
「聞こえるんだよ。『その動き』」
—ガプッ!—
「はぁ!!」
エルザの腕に蛇が噛み付いた。それと同時にエルザは苦悶の表情を浮かべながら倒れ込んだ。
「そいつの毒は直ぐには死なねぇ。苦しみながら息絶えるがいい」
「てめぇ!!」
それを見たカムイがコブラへと襲いかかる。レーサーがそれに助太刀しようと
拳を突き出すが、それを剣で受け止め弾き飛ばす。
「俺のスピードに付いてこれるとは。速ぇやつは嫌いじゃねぇが、
邪魔する奴は誰だろうと大嫌いだ。叩き潰してやる」
「敵に好かれよう何て思ってねぇよ!こい!!」
「・・・・もうよいレーサー。何時までもゴミがちょろちょろと目障りだ」
「ああ!?・・・・・・ぐあ!!」
レーサーとカムイが相対した時、ブレインがそう呟いた。
それにカムイが反応した時、ブレインの魔法がカムイを直撃した。
「きゃあ!!」
そのままカムイを捕まえたブレインの魔法はレナも捕まえ、
二人を一つに集めた所で上空から更なる追撃の魔法を浴びせさせた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
二人ともいきなりの攻撃に相当なダメージを負ってしまった。
立ちつくすはオラシオンセイス全員。それに対し連合軍は全滅。
「ゴミどもめ。まとめて消え去るが良い。・・・・・と、その前に」
「え?・・・・・・きゃああ!!!」
「ウェンディ!!」
ブレインが岩陰に隠れていたウェンディを引っ張り出すと、そのままウェンディをどこかへやってしまった。
ついでにウェンディが無意識に掴んでしまったハッピーも。
「てめ!何しやがる」
「うぬらが知ることではない。もう用はない。消えよ!!」
—ゴオオォォォ!—
「何だこの魔力・・・・・大気が震えている」
ブレインが杖に魔力を集めると、凄まじい魔力が怨念とかし増大していった。
まるで大地すら怯え、震えているかのようだ。
「常闇回旋曲(ダークロンド)!!」