二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

喧嘩を止めるのは誰かの意見に任せとけ ( No.5 )
日時: 2009/09/09 20:06
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

「獄寺君!お兄さんもやめてよ!」
「沢田は引込んでおれ!」
「てめぇ、十代目に馴れ馴れしいんだよ!」
 
ボンゴレ豪邸、本日は喧嘩をしている様です
 
「隼人様!落ち着いてください」
「誠也はすっこんでろ!」
「そうは行きません。専属執事としての仕事で御座います!」
 
「何をするストラス!」
「ボクシングの相手ならしてやるから、落ち着け!隼人も悪気があって言ったんじゃ……」
「うおぉぉぉぉ!極限に振りほどく!」
「人の話を聞けェ!!!」
 
獄寺を止めるのは、獄寺の専属執事、五十嵐 誠也
一方の了平を止めるのは、了平の専属執事、太陽・ストラス
それを心配そうに見るのは、他の守護者
 
「……群れるのは嫌いだ。紫雲」
「はい」
 
「美崎さん……」
「はい、お嬢様」
 
「あららのらー。バカ共が喧嘩だもんね」
「ランボ様っ!行きましょう」(汗)
 
雲雀恭弥と専属執事、中野 紫雲
クローム髑髏と専属メイド、桜 美崎
ランボの専属執事、黒井 拓
何事も無かったかのように、その場をそさくさと去って行った
 
「なぁ、時雨。どうにかなんねーの?」
「若、今手を出せば、火に油を注ぐようなものです」
「お前にもどうにもなんねーかー…」
「かたじけのう御座います」
 
斜め四十五度に丁寧に礼をするのは、山本武の専属執事…男の側室と言うべく、天野 時雨
 
「あーもう!空ぁ……」
「畏まりました、綱吉様」
 
一歩前に出たのは、沢田綱吉の専属執事、日野 空
彼は二人の間に潜り込み、手を伸ばした
 
「そこまでですよ、隼人様、了平様」
「空!」
「退かぬか!」
「今宵はパーティーで御座います。貴方方の気の緩みが、お客様方の問題へと繋がるのですよ!
キャバッローネファミリーの方々や、九代目も、コロネロ様もいらっしゃいます。落ち着いて下さい」
「…………九代目がいらっしゃるのなら……」
「師匠も来るのか……」
 
落ち着いたのか、お互いに落ち着きを取り戻し、力を抜いた
 
「行くぞ、誠也」
「はい。お部屋に戻って、今宵のピアノの練習を致しましょう」
「ちっ……しゃーねーな…」
 
頭を掻きながら、渋々部屋へと戻っていく
 
「ストラス!部屋まで走るぞ!」
「了解!」
「極限ダッシュだあぁぁぁぁぁぁぁ!」
 
猛スピードで部屋へと直行する
 
「…ありがとう、空」
「いえ、主人の申し出を受けるのが、執事の役目です」
「それじゃ、山本も、時雨も。また夜にね」
「じゃーな」
「失礼致します」
 
ゆっくり歩きながら角を曲がった
 
「綱吉様」
「どうかしたの?」
「お部屋に戻られましたら、お仕事が残っております。そちらもしっかり」
「うあー!面倒くせー!!!」
 
その声は廊下で響いた