二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOIDの存在理由 ( No.2 )
日時: 2009/09/23 15:22
名前: きよみメイド (ID: TEtEJYHD)

2ⅩⅩⅩ年  夏

ひとつのプログラムが完成する。


とても精密で、だれもが存在を


存ることを。知っている


その名は



【VOCALOID】



●○Ⅰ●○


「おはよう〜」

「あ、ミクおはよう」

私の母は、私が2〜3歳のときくらいに死んでしまい、父は離婚してしまった。

だから今はカイトにいちゃんと暮らしてる。

「てか、カイト兄ちゃん!何回も言ってるけど、私はミクじゃなくて、未来なのっ!」

「ハハハ、別にたいして変わんないじゃん。」

「変わんない事ない!私たち置いて死んじゃったお母さんと同じ呼び方なんかやだ!!」

朝起きてすぐ、いつものケンカ。

「まーまー、そうカリカリしないの♪」

「んもぉ!カイト兄ちゃんはのー天気なんだから!」

「アハハハハ!」

ケンカといっても暴力とかじゃなくて、ほのぼのした感じ。

「さーさー。ご飯食べようよ!」

今日早い目に起きたからゆっくりできる。

「ふふん!今日はなんと!ふんぱつしたから、今金町産、軟白長ねぎのサラダ作ったぞ!」

「わぁ〜〜い!カイト兄ちゃん最高!!!!」

「はははは!ミクはねぎが好きだからね!」

「ねぎは美味しいんだよっ!んじゃぁいただきます!」

「いただきますって、もう食べてるじゃん」

「いいのいいの☆あ!カイト兄ちゃんのアイス、チョコミントになってる!」

ちなみにいつもはバニラ。

「ふんぱつしたから自分のも♪」

「ふ〜〜〜ん♪ごちそうさまっ!」

「ミクはやっ!」

「ねぎだから!そんじゃぁ、行って気まぁ〜〜〜す!」

「?今日ミク日直?」

「違うよ!たまには早いのもいいかなって☆」

「そっか。行ってらっしゃい〜〜」

「いってきまぁ〜〜〜す!」

ガチャッ・・・



今日の朝はとても綺麗な青空だった。



○●○●学校○●○●

「やっぱり早すぎたかな?」

ただいま7時13分

「走ってきたから・・・かな?まぁいいや!」

カタン・・・

「ん?誰か居るのか?あ!ミク!早いな。どうかした?」

「あ、今日は早い目に起きたから、早めに学校来てみたの。」

「そう・・んじゃぁ、黒板でも綺麗にしといて〜」

「えぇ・・」

この先生は私のクラスの担任のメイコ先生。みんなはメイコねぇさんって呼んでる。私も。

「えぇ・・ってなんだよ!?ミクの給食だけ減らすぞっ!」

「やだ!!!」

「じゃぁよろしく!あたしは職員室にいるから。」

ガラガラガラ・・

「・・・まいっか。」

拭いても拭いても綺麗にならないって評判なんだけどなぁ・・・この黒板・・

「おしっ!ミク本領発揮!」

ごしごしごしごしっ!

「とれない!もうやめじゃぁぁぁ!!!」

「終わんの早すぎじゃ!」

ぽかっ

「いたっ!先生、職員室にいるんじゃないの!?」

「ミク本領発揮!!とかいってるの聞こえたから戻ってきたの!」

「だって!この黒板ぜんぜん汚れ取れない!」

「どれどれ・・・・あ、本当だ。」

「でしょ!?」

「・・・しょうがないなぁ・・・きょうは勘弁しといてやるよ。」

「わ〜〜〜い!本読もうっと!」

「ふ〜〜〜。」

「せんせいじゃぁねぇ〜〜」

「おうっ!」



変な終わり方ですけど、一話終わり。