二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 涼宮ハルヒの願望—不定期更新注意!!— ( No.5 )
日時: 2009/10/16 14:39
名前: みやっさん(´・ω・` ◆E53IZBWzfE (ID: yoFsxiYW)
参照: [[[[ほ[[[[っ[[[[ち[[[[き[[[[ちゅ[[[[ 失礼、噛みました。

第三話

☆第五話

俺はこの状況を皆が理解しているのを確信し
まず、正確に応答してくれそうな奴に聞く。
「長門。ハルヒはいったいどうなっちまったんだ」
すると長門は、
「身体融合変化。および神経変化、精神不安定Lレベル.五」
どっ……どういう……。
すると古泉はやはり深刻そうな顔だが解説は何時も通りだった。
「涼宮さんの身体変化が予想以上に加速してるんです
身体融合。つまり心と身体は密接につながってるのをご存じですね?」
ストレスが頭に回って病気になるとか、そんなもんか?
「無難に言ったら。今の涼宮さんの神経や頭の中は新規の涼宮さんと、新しい涼宮さんとでせめぎ合っているんです。いまは新規の涼宮さんに非日常のの思考を破壊させようとしています。分かりますか?」
正直、ずらずらし過ぎて分からん。
「では、昔の涼宮さん、つまりつい昨日までいた涼宮さんが破壊されると言ったら、おわかりですか? 今はそれで神経レベルがMAX五、なんですよ」
じゃあ……、神人がっ……!!
出ません。今の涼宮さんは非現実を全て捨ててます。故に普通のどこでもいるような女子高生となっているのです」
すると、俺が体験した。宇宙人じゃない長門、
未来人でもない朝比奈さん、超能力のないハルヒの
彼氏の設定でいた古泉とか、そんな風になってるのか。
「そう」と長門がわずかに頭を動かす。
「しかし、あれはバグを起こした私のシュミレーション。しかし今回は、涼宮ハルヒの願望となってできた形」
「ハルヒの……願望……?」
「はい。おそらくどこかで涼宮さんの心を揺るがし、
このような状態に陥ったと……」
俺はとにかく考えた。
ハルヒはどこでおかしかったのか……。
「恐らくは、あなたの発言で涼宮さんの様子が変に
なったりとか……」
まさか、そんな事ある訳……。
「あるんですか!?」
泣きながらしかし強く朝比奈さんは俺に問いかける。
唯一なにかあったと言えば……、
「実は昨日、」
その時、
「コラァ!! 時間考えろ! とっくに時間は過ぎたぞ!!」
と険しい顔で怒る教師。しかし、今俺らのシチュエーションは、
泣きべそをかく朝比奈さん棒立ちの長門。険しい顔
付の古泉。朝比奈さんをなだめるかのように優しく
説明しようとした俺。
それを見た教師は、「あ……気を付けろよ」と言って。教室に戻る。
「時間が無いので放課後話しましょうか」
俺はそう朝比奈さんに告げ、朝比奈さんも「はい……」
と言い一旦お開きとなった。

教室に戻った途端ハルヒが寄って来て、
「どうしたの? 教師の怒鳴り声が聞こえたけど大丈夫?」
と少し心配した顔で問いかける。こんなハルヒは
滅多に見れないが、そんなことを言ってる場合では無い」
「ああ、大丈夫だ。ありがとよ」
ハルヒは、「そう……」と安堵のため息。
とりあえず、俺のすべきことは一つ。
これ以上精神を不安定にしない事……。
俺は、眉間を揉みながら、これからどうしょうと考えた。

放課後。文芸部室。
ハルヒの口からまたしても重大発表があった。
「えー、SOS団結成して一年。あんなことや、こんなこと、楽しいことがいっぱいでした! この部の真の目的は、宇宙人、未来人、超能力者を見つけ一緒に遊ぶことでした。でも、なんか思ったの。いつまで、非現実な事を考えてるの? って、みんなにも悪かったーって、だから今日を持ってSOS団の非現実模索は終了します! 今日から、卒業まで青春を楽しみましょう!!」
これがハルヒじゃないハルヒが下した結果である。
長門は本を閉じてうつむいてる様子。
たぶん、折角見つけた自分の場所なのに、こんな
終わり方でいいの? という脳内思考と、俺が一番
思うのは、「これで、私の仕事は終わってしまう——」
長門の情報統合思念体としての役割が終わってしまう
事に遺憾を感じるのか、今の長門の背中には「寂しさ」
が分かる。
朝比奈さんは眼に少量の涙を浮かべ。でも泣くのを
こらえる。きっと朝比奈さんも自分の予測する未来と
かけ離れてしまった「絶望」を感じているんだ……。
古泉もやはり、笑っていない。こういう時ぐらい
否定しろ。何時もは笑って、受け止めるがな、人間
反抗しなきゃいけないんだ。

ハルヒ、これは本当にお前が望んだのか? 俺が軽い
ジョークで「気の利くやさしい女子」なんて答えたが、
何もお前がなることはない、逆にそれはそれで困る。
変な世界が好きなんだろ——? 七夕に二つ願い書いたろ? お前は世界の中心的な存在になりたいだろ? まだ二十年以上もあるじゃないか? 
これは、お前の望んだ願いじゃない。少なくとも俺は
この世界に期待してた。こんなヘンテコな世界もいいじゃないか? ここにいる奴らはそう思う。
俺は我慢ができなくなり、発言をしようとしたら、
古泉が俺を止め、静かに首を横に振った。
畜生。離せ、我慢できん。これがハルヒな訳ない。
俺の知ってる、ハルヒじゃない。
古泉はボソッと、

「まだ涼宮さんの心は不安定です。大丈夫です。まだ完全に涼宮さんの心は変わってないので、
「機関」の方も、引き続き様子を見ています。しばらくそのままにしてあげて下さい」
精神科の医師の様に話す古泉。
確かに今は様子を見るしか術はなかった。
しばらくこのままにしよう、そして、直ぐに解決させ
ないとな——。