二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真魂日和 —壊れ行く世界— ( No.3 )
日時: 2009/10/21 19:15
名前: 飛鳥 ◆FuqSlgQA2g (ID: 1Fo1.2G4)

キョウ


消えちゃったんだよぉぉぉぉっ!
でも今回は全てメモ帳に保存してたのでよしとする(←何様
マジで?でもこっちの方が検索しなくてもいいからこっちの方に書くね!
わざわざありがと♪






はい、と言う事で今回はめっさぐっだぐだな一章!










              一章 冥界への入口  〜飛鳥編〜






時は飛鳥時代。
遣隋使でお馴染み小野妹子と、法隆寺や冠位十二階などで知られる聖徳太子が活躍した頃の物語である。


「おおーい、芋焼酎、メイクイーン!」

しきりに芋関係の言葉を叫びながら森の道を歩いている、この人こそが聖徳太子である。
……この時代には無かったであろう、青いジャージを着てはいるが……

「お、いたいた! おおーい! 男爵ー!」

「だ、誰が男爵だコラァ! 僕の名前が妹子だからってじゃが芋の品種名で呼ぶな!」

切り株に座っていた赤いノースリーブのジャージを着た人物が振り向き、太子に向かって叫んだ。
自称したとおりこの人は遣隋使で名が知られる、小野妹子。

「で、何の用ですか、太子?」

「いやー、今朝から心臓がスキスキしてな……」

太子の言葉に、妹子は「それを言うなら心臓がズキズキする、だろ」と軽く突っ込みを入れる。
少し間を開けて太子は言葉を紡ぐ。

「そんで妹子が逆立ちして池に飛び込めば治るかなと思って朝廷中探し回ったんだけど、いなかったから妹子の家まで押し掛けてって居場所教えてもらって現在に至るという訳だ」

「突っ込み所が多すぎてついてけねぇ……」


「そんな訳で、妹子。ちょっと逆立ちして池に飛び込め」

妹子が座っている切り株の前にある池を指差しながら太子が言った。

「い、嫌ですよ! なんでそんなことしなくちゃいけないんですか!?」

「いや、妹子がそうすれば治るかと思って……」

「治るかッ! 勘弁して下さいよ、僕だって今朝から頭が痛いんですから……」

妹子はため息をつきながら俯いた。

「おーい、大丈夫かー? 薩摩芋ー」

「小・野・妹・子・と・呼・べッ! このアワビがぁぁっ!」

ズガンと一発、妹子は太子に蹴りを入れる。

「ビフィダスッ!」(悲鳴)

「僕の頭痛の原因は多分あんたですね、太子……」

妹子は再びため息をつく。妹子の周りに暗黒オーラが漂っているのを察して、太子は何も言わずに周りをうろちょろしていた。
そして数分後。
太子の「あーっ!」という声を聞いて、妹子は少し顔を上げた。

「何ですか太子、カレーのルーでも見つけたんですか……」

「ちょちょちょちょっち来て見い、妹彦!」

「い・も・こ・と・呼べッ! つってんだろこんのアホ摂政!」

妹子は仕方なく切り株から立ち上がり、太子がしゃがみ込んでいる場所へ歩いて行った。


「…………」

「なぁ妹子、これなんだろうなぁ……」

「なんだろうなぁ、で済ませられる問題じゃないです、これ」


二人の視線の先にあったのは、地面にぽっかりと開いた黒い穴。

「中に入れんのかな、これ……」

「ああっ! 太子、そんな乗り出したら危ないです! 石でも落としてみたらいいでしょう!」

「おお! ナイスアイデア、焼き芋!」

(なんか……突っ込むの面倒になってきた……なんで意地でも妹子と呼ばないんだ……)



「では早速! パッヒョイ!」

太子はそこら辺にあった手頃な石を引っ掴むと、穴の中に放り投げた。
ヒュー……と石が落ちていく音が聞こえ、カコーンと音がした、と思えば、「ぎゃぁぁぁぁっ!」という断末魔まで聞こえた。

「……(こ、この穴の向こうで一体何が……)」

「……(カレー食いてー)」


そんな事を考えている(どっちがどっちを考えてるかは分かるよね!)二人の後ろに一つの影。

「何をしているんだ? 太子、イナフ」

後頭部が魚の様になっているその人は、妹子の肩にポン、と手を置いた。

「あ、フィッシュ竹中さん」


「え……? ってうわぁぁぁっ!」




押し所が悪かったのか(?)妹子はバランスを崩し、穴の中へと吸い込まれるように落ちて行った。

「……ありゃ」

「……あ……」

妹子が吸い込まれていった穴をぽかんと見つめる太子と竹中。

「えーと……」

「……どうする? 太子……」

「とりあえず追うでおま!」

「……済まない」

二人は自ら穴の中へと入って行った。









私も久々に読み返しましたが……
第一感想がSI・NI・TA・I☆でした。
いやもう本当に……「日本海に頭ぶつけて逝け」ですよね……
いちいち章に分けて投稿してるのは少しでも読みやすくするためだよ。きっと。