二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: どう森中学校生活 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/27 18:32
- 名前: 獣好き ◆liV5rqUuQA (ID: IsQerC0t)
- 参照: しばらく更新できなくて申し訳ない・・・
NEW登場人物WEN
グレース♂(キリン) あのお高いモード界のパイオニアを自称していたヤツが、起業に失敗したため、レストランで料理長として働くようになった。あのツン口調もしなくなってふんわりとした口調になった。
第51章 アニマルタウン(レストラン編)
「ねぇ、おなか空かない?」
彼がアデレードに聞いた。
「私は大丈・・・」
すると、彼女のおなかが鳴った。
「は・・恥ずかしい・・・」
彼女は急に顔を赤くした。彼は周りを見渡してみると、レストランがあった。
「あそこのレストランで食事しないか?」
ウイグルがレストランに指を指した。
「そ・・そうね。行きましょう。」
アデレードがOKを出した。2人は並んでレストランの中に入った。カウンターには白いコック帽をかぶった【グレース】と書かれた名札がついた料理服を着たキリンがいた。
「あ〜ら、いらっしゃ〜い。お2人様ね〜。いいカップルだわ。」
グレースが言った。
「「そ、そんな・・カップルなんかじゃ!」」
「ウフフ、まぁいいからいいから。あなたたちには特別に5階に上がってもらうわ。さ、来てちょうだい。」
グレースがエレベーターのスイッチを押した。エレベーターの扉はすぐ開いた。そして2人が入るのを確認すると、グレースが5階のボタンを押した。ゆっくりと扉が閉まると、ゆっくりエレベーターが上昇していった。
・・・・・・・・・・・・・・・。5階に到着した。扉が開くとそこは、大きな窓がある見渡しがよい室内だった。周りには、カップルがたくさんいた。そしてウイグルとアデレードは、眺めの良い窓際の席に案内された。
「ご注文は何になさいますか?」
グレースが聞いた。
「「・・・・・。」」
2人はメニューを渡されて悩んだ。
「う・・・ん・・・じゃあ・・・ステーキセットで・・・」
ウイグルが決めた。
「私は・・・ハンバーグセットで・・・」
アデレードも決めた。
「ステーキセットとハンバーグセットには、コンソメスープ・コーンスープが選べるんだけどどういたしますか?」
「「コーンスープで・・・ってあ・・・」」
2人は見合った。そして恥ずかしくなった。
「見事に息が合ってるわね。フフ!わかったわ。今から用意するわね。」
グレースがニッコリ笑って下に降りていった。
「・・・眺めがいいね。」
ウイグルはなんとか言った。
「え?・・・ええ・・・そうね・・」
アデレードが答えた。その後、沈黙状態が続いた。
「(どうしよう・・・なんか話さなきゃな・・・)」
ウイグルは考えた。
「(どうしよう・・・何か話題をはなさなきゃ・・・)」
アデレードも考えた。そこで・・・
「「あ・・あの・・!!」」
2人の声が重なってしまった。すぐ沈黙が訪れてしまった。まさか、重なるとは思わなかった。
「「あ・・・」」
また重なった。
「お待ちどうさま、ステーキセットとハンバーグセットよ。」
かなりのグッドタイミングだった。2人はゆっくり食事を噛み締めた。
その後ろの席で・・・
「ちょっといいカンジじゃない?」
「そうですね。」
「ふがっふがっ!」
「偵察と食事どっちが大切なのよ・・・」
と偵察している変装した女の子が言った。
やがて、2人の食事が終了した。
「ふ〜おいしかったね。」
ウイグルが満喫した。
「おいしかったわ・・・」
アデレードも満喫した。2人はエレベーターで下に降りた。
「お食事は楽しめたかしら〜?」
「はい、ありがとうございます。」
「そ、よかったわ。では・・・3000ベル頂戴するわ。」
ウイグルが先にサイフを出したが、アデレードがもう払っていた。
「たまには私に払わせてください。」
アデレードがニッコリ笑った。
「あらあら〜優しいわね〜。それじゃ、ありがとうね〜」
2人はレストランを後にした。
続きはまた次回・・・