二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マサラ学園日誌〜夢に向かって突き進め!〜 ( No.1 )
日時: 2009/11/09 21:54
名前: くろーばー (ID: 0i4ZKgtH)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

第100話 仲直り


準決勝が終わり、選手村は夕焼けに
染まっていた。

サ:「……カスミ」

少々気まずそうに声をかけたサトシ。
振り返った翡翠色の瞳は、もう怒ってはいなかった。
むしろ、涙がまた出てきそうだ。

カ:「本当はリーグよりずっと前に許してたの。
   でもなかなか素直になれなくて……」

サ:「オレも悪かった。よく考えてみれば、オレ
   たちが喧嘩してたことって、大した
   問題じゃなかったよな」

カ:「サトシにとっては問題じゃないかもしれない 
   けど、乙女のあたしの立場も考えて欲しい
   わね」

無邪気な顔でカスミが笑う。

サ:「まだ怒ってんのかよ」

カ:「ううん」

カスミは照れくさそうに首を振った。
サトシはそれを見てホッとした。


サ:「なぁカスミ」

カ:「何……———っ」

カスミの頬が赤く染まる。

それは、仲直りの印。
恋人同士の誓い。

続く!!