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　【天才と馬鹿は紙一重】

桜幻想、貴方に沢山の愛を。
ひとひら　ひとひら　ひらひら。
どうか消えないで、信じて

──────…目を閉じて、一番に思い浮かぶのは…？
鯉が水ではじく

ピチャッ



バッ

「・・・・・・」

雀が外で鳴いている、薄寒い朝。
桜はおかしな夢を見て、目が覚めた

「…変な夢、なんだか私が消えちゃうみたい」

クス、と笑って居心地の良い布団から体をはなす

「うし！ご飯作らなきゃ」


*


「ぎーんーちゃーんっ！あっそびーましょー」

・・・

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

「なに、このデジャヴ感」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポンピンポンピンポン…

「え…マジでいないの？え？泣いていい？」

ドンドンドンドンドンドンドンドン…！！

「だぁーれぇーかぁぁぁぁぁぁ!!!!
　　今日は真選組の皆がいなくて寂しいんですぅぅぅ!!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン・・・・・

ダダダダダ…

銀時「うるせぇぇぇぇぇ!!!くそババァは寝とけコノヤロー!!!!」

サッ

「うぶっ!!」

銀さんの攻撃を華麗によけた私を皆褒めて！
・・・銀さんはそのまま落ちちゃったけどね☆

*

銀時「せっかく来てもらったふが、ふぁぐらふぉづんふぁちは・・・」

「パフェ食べ終わってから話してください」



銀時「ゴホンッ、あー…んで。
　神楽と新八は今でてるから遊び相手いねーぞ」

「へ？いるじゃないですか」

銀時「あ？」

「銀時さんが」

子供のように無邪気な笑顔、”エヘヘ”と小さい子が笑うように。
桜はパン、と手をうつと

「ねぇ、銀時さん！川行きましょう、川！」

銀時「川ぁ？こんな寒い時になに言ってんだ？」

「いいからいいから！」


*

「あれ？あれ？・・・あれ！？」

長い川の上にかかった橋、上から下を見下ろして
きょろきょろしては”あれ？”と言う完全な不審者の桜

銀時「うー…さむっ、桜お前なに見たいんだよ」

「鯉。」

予想外の言葉に銀時はガクッと肩をおろす

銀時「はぁ？」

「鯉。」

銀時「何、それ」

「鯉。」

銀時「いや、それいいから」

「鯉、なんとなく見たかったんです」

あ、深い意味はないですけどね！と付け足して
桜は照笑い。

銀時「────…」

「銀時さん？」

銀時「あ、・・・桜　そんなに身を乗り出すと川に───…」

「わっ!!」

ボチャーン

銀時「遅かったか・・・」

*

銀時「ほら、おぶってくから乗れ」

「す、すびばぜん…ィクシッ」

背中から伝わってくる熱、腕が疲れないほどの重さ
水で全身ぬれていて、冷たいのに暖かい


*

「今日はすみませんでした、服も貸してもらっちゃって…」

銀時「いやいやー、次はチョコパフェ持ってきてくれればいいって」

「あははっ、やっぱパフェですか」

銀時「んじゃな」

「はーい　　…ィクシッ」




続く

最近更新してませんでした＞＜；
べっ、別に感想とか期待してるわけじゃないんだからねっ(