二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】桜幻想 〜貴方に沢山の愛を【オリキャラ募集中】 ( No.30 )
日時: 2010/01/06 12:54
名前: 凪 ◆OvPckgR1gY (ID: E24Dg9ts)

【占いはいい事だけ信じるもんだ】

────…あれ?なんで私ここに…

『こんにちは』

・・・・・・え、私?

『そう、私は貴方”桜”だよ』

なんで私が二人も?

『二人?私は一人だよ?』

・・・どういうこと?

『元々、存在しないんだから一人なんだよ』

・・・存在、しない?

『ふふ…ふふふ…』



パチッ…


三回目の夢、おかし過ぎる
気にしなきゃいいのかな?


*

いつもどうりの朝
少しザワついた台所


沖田「んで、桜調子は戻ったのかィ?」

「あ、はい!大丈夫です!沖田さんと土方さんには
迷惑かけちゃいましたね」

土方「大迷惑だ、ったく…」

「あはは、すみません
…そういえば沖田さん看病してくれてたんですよね?
   ありがとうございました!」

沖田「んー?あぁ、別に気にしてないぜィ?
 桜がここでは言えないような事をしたのも…」

「えぇ!?私何したんですか!?」

沖田「ここでは言えないなぁ…」

「えぇぇぇぇぇ!?」

土方「気にするな、嘘だから」

「え、えぇ?嘘なんですか?
   …もー!」

土方「普通わかるだろ」


*

買い物をしに外に出る
久しぶりの景色、もう道も覚えてきた

…そういえばこの世界に来て何日くらいたつだろう?
結構たったなぁ…
あっちの世界のこと思い出せないけど
記憶が戻るまで待つしかないのかな?どうやって元の世界に帰るんだろう?
疑問ばかりが頭にうかぶ


「占いやしょうか、お嬢さん」

ふと声がして、声の先へ目を向ける

楓「悩んでいるようですな」

そこには、赤い夕日のような髪の毛に、眼の色は青い色をしている少年
綺麗な顔立ちで江戸では少し、浮いているようにも見えた

「…占い師、さんですか?」

楓「当たり!」

「おぉー!」

楓「俺は霧沢 楓、…んで、あんたは?」

「あ、私は桜です」

楓「桜か、よろしくな」

ニッと笑う姿は無邪気でつられて桜も笑顔になる

「よろしくおねがいします
あ、それで占いって水晶占いですか?」

楓「正解や!んで桜、お前今悩んでる事あるやろ?」

「わぁ!すごい!!占い師ってなんでもわかっちゃうんだ!」

楓「なんでもっちゅーワケやないけど大体はわかるかな?」

「へぇ…すごい!
あ、それで悩みなんですけど・・・」

楓「おう!なんでもこい!!」

「最近変な夢ばかり見るんです、三回くらい…」

楓「夢…」

「はい、なんか鯉とか池とか…私自身とか…」

楓「桜自身…?で、その桜は何か言ってたか?」

「え?…はい」

楓「池は今の生活に悪い変化が起こる前ぶれ。
  鯉は困難な状況でも負けない強いココロ。
  自分自身は人間的な成長が必要な時。
・・・あまり良い結果とは言えんな…」

「…そうなんですか」

楓「ま、まぁ!そのまましとけばなんとかなるって!!」

「うん、そうだね!ありがとう」

ニコ、と笑った顔は優しく、母のようなぬくもり。
桜は買い物に出ていた事を思いだし

「あ!…ごめんね楓君、私行かなきゃ!!
  ばいばーい!!」

”またね!”と、続けて桜は走っていった

楓「おう、…またな」



*

大丈夫、きっと今日嫌な事があっても
そのぶん明日良い事があるから!

「ただいまー」




続く

楓君を提供してくれたみちる君様!
ありがとうございます^^
途中で関西弁とかなっちゃいましたが
…まぁ気にしないという方向DE☆((

夢占い結果は”夢占い”のサイトより