二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】桜幻想 〜貴方に沢山の愛を【オリキャラ募集中】 ( No.46 )
- 日時: 2010/03/21 16:43
- 名前: 凪 ◆OvPckgR1gY (ID: jusjvnjl)
【嵐到来】
───…リデル、リデル・・・
”…だれ?誰なの?”
───…リデル、貴方はリデル…
”違う、私の名前は…名前は……”
「桜?」
「オブフェァル!?」
土方「…んだよ、その驚き方」
「・・・あ、土方さんか…え?
…ウワァァァァ土方さんが出たぁぁぁぁぁぁ」
土方「なんで俺で驚くんだよ!!!」
沖田「土方さんの存在そのものが驚きものでさァ」
土方「そうか、テメェがそんなに死にたいとは知らなかったよ…」
「へ…あれ?私…」
ここは桜の寝室
沖田と土方がワイワイと言いあいをしている
沖田「桜が寝過ごすなんてめずらしいな」
土方「何か疲れることでもしたか?」
そういって、二人は心配そうに覗き込んでくる
「あ、大丈夫です。すみません」
いつもより重い体を起こして微笑む。
ズキンと頭が痛む
*
沖田「ついて行きましょうかィ?」
土方「テメーは仕事だろうがッ!」
「大丈夫ですよ、行ってきますね」
土方「気分悪くなったらすぐ帰ってこいよ」
「はい、心配ありがとうございます」
なんだか今日はおかしい、桜は思った
ずっと体がだるくて、時折聞こえる声
”─────…リデル”
誰かも分からない人の名前がずっと頭に残る
「(私は桜なのに………あれ?)」
桜は町を歩く足をぴたりと止め考える
”桜”そう自分は名乗っている、だが本当に自分の名前は桜なのだろうか
苗字も思い出せないし、
第一 記憶喪失で名前だけ覚えているというのは不自然だ
「(私って……誰なのかな?
誰でも、ないか。私は私?)」
意味のない質問を自分に問う
「(もしかして、私の名前って…)」
ドンッ
何かにぶつかり、その衝撃で尻もちをつく
「あ、すまない。大丈夫か?」
「こちらこそ、すみません」
手を差し伸べる女の人の手をにぎり
ゆっくりと立ち上がる
「私の名前は赤月 涙、お前は?」
「あ、桜といいます」
涙「桜か、良い名前だな」
背が同じくらいなところを見ると同い年だろうか
それにしては大人びている
「あ、あの!」
涙「…ん?」
「お茶しませんか!」
涙「・・・」
桜は後悔した、ナンパの勢いで初対面の人に何を言っているのだろう
涙はキョトンと初めはしていたものを、フッと微笑み
涙「そうだな、ぶつかったしまったお詫びに奢ろう」
「え、えぇ!?そんなめっそうもない!!」
そして、二人はゆっくり歩き出した
デッドマスター「……もっと、もっとこの世界に馴染んで。
そうすれば貴方も、元の世界に戻りたくなくなる…
リデル」
続く
あとがき
今回は真鶴様の涙ちゃんをお借りしました!
ほとんど桜のモノローグでしたね^^;
少しずつ、シリアスになっていきますがついてきてくださいね( ´∀`)bグッ!
後のキャラクターもどんどんだしていきたいと思います!
真鶴様、キャラ提供ありがとうございました!
涙ちゃんの魅力を十分に書けていたかすごく不安です><;