二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ☆BLEACH☆ —貴方にまた会いたくて— ( No.4 )
日時: 2009/11/24 17:24
名前: 和奈 (ID: pJ0RzEWL)

第ニ話

その人もこちらに気づいて、目がばっちりと合う。
正直、気まずい。
どうすればいいのか分からなくって、とりあえずこちらから話しかけてみた。

「こんにちわ。こんな所にどうしたんですか?」

こちらから話しかけてみると、銀髪の少年は少しビクッとして、言った。

「あ、ばあちゃんに愛梨ってやつを連れて来いって言われたから、来たんだが・・・お前か?」

「そうですけど、何で?」

「何でって・・・・・・・もしかして聞いてないのか?」

「何をですか?」

「・・・・・・・・・今日、誰か来るって言われてないのか?」

「聞いてません。」

きっぱりというと、またか。そんな顔をされた。
きっと前にも同じようなことがあったのだろう。

「もしかして今日は、貴方が来る日だったんですか?」

そう聞くと、少し戸惑いながら「そうだ。」といった。

「そうなんですか。
あ、私七瀬 愛梨って言います。よろしく。」

そういうと、少年は少し顔を赤く染めながら、

「日番谷 冬獅郎だ。」

と、言った。
そこで、思い切って聞いてみた。

「私たち、会ったの初めてじゃないですよね?」

「えっ」

やはり覚えていないらしい。

「んー、やっぱ覚えてないかな。
前に変な化け物に殺されそうになった私を助けてくれましたよね。」

そういうと、思い出したように目を見開いてこちらを見た。

「あの時の・・・。」

「はい。あの時はありがとうございました。
ずっとお礼が言いたかったんです。
あの時は、お礼を言う暇もありませんでしたから。」

「そうか、別に礼を言われるようなことはしていない。
仕事だったからな。」

「それでも、助けてくれたのには変わりないでしょう?


・・・さて、おばあちゃんのところに戻りませんか?
あんまり遅いと心配しちゃうから。」


そう、笑って言うと少年、冬獅郎の顔は再び少しだが、赤く染まった。
小さな声で返事をすると、愛梨はまた笑いながら2人で家へと帰った。









あとがき
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過去のことは、皆様のご想像にお任せします