二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VSヴァリアー編 …のようなもの ( No.4 )
日時: 2009/12/05 22:34
名前: 白い恋人 (ID: nWEjYf1F)

プロローグ

 俺の名前は夕張大空!受験に燃える小学6年生だ!
……ってのは置いといて……。
「この状況は一体何なんだぁあああ!」
今の俺は、崖から落ちる寸前だ。
「よっ、崖の上の大空」
のんきに俺を見ているのは、親友の坂本雨。
「軽くパクるんじゃねぇよ。ってか雨! お前助けろよ!」
すると今度は、同じく親友の祇園嵐が言った。
「そんな事言ったって無茶な物は無茶だよ、夕ちゃん」
「嵐も見てないで助けろ! てか夕ちゃん言うな」
「うるさい。落ちるなら早く落ちたらどうなんだよ」
「雷! クールに言うんじゃねぇ!」
そしてこのムカツクのが鈴川雷。
「雷君も結構うるさいよ? てかてめぇらだまれ」
で、この腹がでかいのが……
「誰が腹がでかいじゃ!」
……中村雲。こう見えても女らしい……。
「てか、帰っていい?塾あるから」
「いや、待とうよ。友情の欠片もなし?」
そしてこいつが春野晴。超ガリ勉。
「いいじゃん、落ちても。どうせ夢オチだよ〜」
「んなわけねぇだろ霧! なに天然全開なんだよ!」
そしてこいつが星野霧。見たとおり超天然。

こんな十人十色な俺たちの共通点。それは……。
「てか中村!おまえいくら雲だからって、腹を増殖させてどうすんだよ!」
「うるっさいな山本(仮)!」
「(仮)つけんな」
そう、リボーンが大好きだということである。
 俺たちは今日、現実と二次元の狭間に、1000年に1度出来るという、伝説のブラックホールを探しに来たのだが……。
「うち、デブじゃないもん!」
「絶対デブだ!てかブタだ!」
この2人の喧嘩のせいでなぜか崖の上に来てしまい……。
「で、俺はこういう状況なのかよぉおおおお!」
ズルッ
「あ」
「落ちた! あはは〜」
「あはは〜じゃねーんだよ霧! あ、あ、あぁああ!!」
落ちる、落ちる!やべぇこれは……完璧に死ぬ!
「……って、な、何でお前らまで落ちてるんだよ!」
「何でって……」
「1人で死ぬのって怖いじゃないか」
「ねぇ?」
「ねぇ? って……」
はぁ、どうして俺の友達は皆こうなんだ……。もうちょっとマシな友達、つくっておけばよかった……。
って、こんな事考えてるうちに……。
「ギャーーーー!! お、落ちるーーー!!」


続く