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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: VSヴァリアー編 …のようなもの ( No.19 )
- 日時: 2009/12/06 00:05
- 名前: 白い恋人 (ID: nWEjYf1F)
2.
その頃の鈴川雷、星野霧。
「……ここどこ?」
「知らねー」
「そりゃそうだよねー。だってうちらが住んでた特盛町と雰囲気が全然違うもん」
「だよな」
まじでここどこだよ。あ、ここからは俺、鈴川雷がお送りする。
俺と星野の周りは木だらけだし、第1、人がいねぇし。
「とにかく歩いてみる?」って星野が言ったもんだから歩いてみたものの、ますます迷ってしまったバカな俺。
「お前責任取れよ?」
「嫌だ。その前に雷君が責任とれば?」
「何で俺が」
「だってこういうのは男が先を行くもんでしょ。なのにわたしに先を任せた」
……こいつそこまで計算した上で。妙なところで腹黒いよな、星野って。
「何か言った?」
「いや、別に。てかどうする?とりあえず人に道聞いたほうがよくね?」
「その前に人探さなきゃー」
「だな。……まさかここ伝説のブラックホールの中じゃ……」
「かもねー」
……なんでよりによってこいつと一緒になっちまったんだ。せめて、真面目な春野とかとなりたかったよな。
「わたしだって、坂本君となりたかったよ」
そういうことは本人の前で言え。
「……あれ? おい、星野。あれ人じゃねーか?」
「うーん、わたし目が悪いからなー。コンタクトどっかに落としちゃったし」
「ちょ、近づいてくる!」
おいおい……まさかマフィアとか言うんじゃ……。
ん?あの桃色のロングヘアー……あいつって……。
「君達、何者ですか!」
「え?小6の少年少女ですけど」
「真面目に答えるなよ。……ってお前は……」
「まさか、オレガノさん?」
「いかにも……。なぜそれを?」
おいおい、ありえねーだろ……。
続く
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