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ゴンッ！
キーンコーンカーンコーン・・・
拳骨が落ちると同時に、授業終了の鐘が鳴った。

「あんたねぇ、ちょっと寝すぎなんじゃない？」
授業も終わり、やっと眠気も引いた頃、ケイティが、
半ばあきれ顔で話しかけてきた。
「ふぁぁああ。そうか？」
欠伸交じりに答えると、ケイティが溜息を吐いた。
「ここに謎解き君はいる？」
いつの間にかミーナが来ていた。
「あっ、ミーナ！どうしたの？」
「ケイティ、ルーク。ちょっと話があるの。来て。」
真剣な顔で言うと、さっさと行ってしまった。
「追いかけましょう。」
急いで追いかけると、廊下の隅で待っていた。
「あのね。チェルミ—警部が、ルークに手紙だって。」
「えっ？僕に？？」
「序でに警部が、私たち以外、口外禁止だって言ってたの。」
「でも・・・なんで口外しちゃいけないの？」
確かに、僕も気になる。
「・・・最近起きた、殺人事件覚えてる？」
「あぁ、ロンドンの路地裏で起きた、あの刺殺事件？」
「そう。それでね・・・」
いったん間を置き、息を吸い込むと、吐き出すように言った。
「この手紙、その犯人かららしいの。」