二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 2つの世界〜これぞ、超次元短編集!〜 ( No.16 )
日時: 2009/12/22 21:04
名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

文化祭編⑦


その後、円堂は秋と夏未に誘われて
順番にフォークダンスを踊ることになった。

松「円堂ってほんっと鈍感だよねー」

半「おまえ女子みたいなこと言うよな」

ユ♀「熱血で鈍感ねぇ。サトシみたい」

豪「サトシ?」

ユ♀「うちと同じクラスで、円堂と性格が
   ものすごくそっくりな人。って豪炎寺!?」

ユウリは驚いてうしろに倒れてしまった。

ユ♀「いって!」

豪「そんなに驚かなくても」

マックスや半田はなんとなくその場を
離れた。直感が離れろといってるようだ。

ユ♀「……」

ユウリは黙り込んでしまった。
それもそうだ。いきなり告白されて、
今その人がすぐとなりにいるのだ。

しかも、男の子としてみていない人が。

豪「……ユウリ」

ユウリはキャンプファイヤーの周りで
踊ってる人たちを見つめた。

ユ♀「ごめん。うち、好きな人いるんだ」

豪「……そうか」

豪炎寺はそれ以上は聞かなかった。
再び沈黙が流れる。

ユ♀「だから友達で、ううん。
   親友でいてくれる?」

豪炎寺は目を大きく見開いた。
女子に「親友でいて」と言われたのは
初めてだった。

豪「ああ。もちろん」

これで、すっきりしたなと豪炎寺は
思った。なるほど、親友という関係も
悪くない。

むしろ必要以上に気を使わなくて
いいかもしれない。

……それは失礼か。

ユ♀「今度ミオたちも連れて来るよ。
   ちょっと見せたいものがあるんだ」

豪「そうか。楽しみにしてるよ」

雷門中の文化祭が無事に終わり、
豪炎寺たちもユウリも帰っていった。


☆文化祭編 おわり☆