二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.11 )
日時: 2009/12/05 19:42
名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 11 開戦の合図
  珠 視点
 あたしは藤原を隣の部屋へ連れて行った。
 「話はなんだ、藤原・・・さん」
 「やだなぁ〜、るかって呼んでよ〜、珠君。いや、舞奈ちゃん・・・・・・?」
 藤原は、口元をつり上げ、あやしい笑みを浮かべている。
 こいつ・・・、なんで。
 「なぜ、俺のことを知っている」
 「さぁ〜、なんででしょうね?」
 「質問を変えよう・・・、何が目的だ」
 「それは、いずれか分かることよ。でも、これだけは、覚えといて。おたくは、これから地獄を見るわ。絶対にね・・・」
 それだけ言うと、藤原は出ていった。

 「隊長、大丈夫ですか!?」
 あたしが執務室に戻ると、さっそく煉が声をかけてきた。
 「あぁ、なんでもない。ただ・・・・・・」
 「ただ?」
 三人が声をそろえて、あたしに聞く。
 「ケンカを売られた」
 あたしは、そこで一旦言葉を切った。自然と口角が上がって来るのが、自分でも分かる。それを、三人が心配そうに見ていた。
 「あたし、売られたケンカは、買うタイプなんだ」
 あたしが執務室を出ていくと、後ろから紅葉の声が聞こえてきた。
 「隊長さん、しゃべり方が元に戻ってる・・・」