二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.27 )
日時: 2009/12/05 20:32
名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 27 輝く紅き月3
  舞奈 視点

 「るか…ちゃん?」

 目の前にいるのが、るかちゃんだとは確信があった。だが、それでも確かめずには、いられなかった。だって…目の前いるるかちゃんは、あたしの知っているるかちゃんとは、あまりにも、変わりすぎていたから……

 るかちゃんは軽く頷くと、口を開いた。

 「そうよ。私が、あたくが60年前の四大貴族の集会で会った藤原 るかよ」

 「でも、なんでこんな事をするの…?」

 「……私は、あの後死神になって、ある計画を立てた。おたくを零番隊隊長にする計画よ」

 「零番隊の…隊長にする計…画……?」

 信じられない…そんな事、出来るはずないよ……

 だが、るかちゃんはあたしの心を読んだかのように、こう言った。

 「信じられないと思うけど、藤原家に代々伝わる方法を使えば、斬魄刀の実体化など、容易い事よ」

 「じ、じゃあ、あの日のホロウ

 「私が用意したモノよ。おたくの覚醒を促進するためにね」

 そこで一旦言葉を切り、るかちゃんはあたしを見て、鼻で笑った。

 「所詮おたくの人生は、私に操られていたのよ」

 体をどうしようない絶望感が襲った。

 「な、なんで…そんな……」

 すると、るかちゃんは、あたしを睨んで、こう言った。

 「おたくが、ムカつくからに決まっているじゃない」

 そして、鉄扇をバチンと閉じる。すると、すぐさばにあった岩が、バラバラに弾けて、飛び散った。

 「なっ…?!」

 「私の斬魄刀の、紅月の能力。それは、全てのものを破壊する程度の能力。つまり——」

 るかちゃんの顔から、笑みが消える。

 「私がその気になれば、おたくは一瞬でドッカンよ」