二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.6 )
日時: 2009/12/05 15:28
名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 6 双子の隊長
  珠 視点
 外に出ると、突然二つの塊があたしに衝突してきた。それが、見事にみぞおちに入る。
 「なんだ・・・、お前たちか」
 痛みをこらえて下を見ると、そこにいたのは
零番隊の三席と四席。宮輝 楓(みやぎ かえで)と
宮輝 紅葉(みやぎ もみじ)だ。年は日番谷と同じ位だね。身長もね・・・・・・
 「隊長はヒドイなぁ〜、俺らを除け者にしようと
して」
 ん?何言ってんの、この子は。
 楓の言葉に首をかしげていると、紅葉が助け舟を
出した。
 「だって、隊長さんは涅隊長に、自分の正体を
知っているのは、総隊長さんと、砕蜂隊長と、涅隊長にネムちゃんだけだって言って、私たち零番隊は忘れてたでしょう」
 あぁ〜、そういう事か。ヤバイ・・・、本当に忘れてだ・・・・・・
 あたしは脹れっ面の双子を見下ろした。
 ハァ〜、それにしても、なんであたしの部下は
みんな、こんなにやきもち焼きなの?愛されてる
のは、うれしいけどね。
 「まぁ、気にすんなって!!帰るぞ、チビ!」
 あたしは歩き出そうとしたが、楓に手首をガシッとつかまれた。
 「隊長、いま俺らの事なんて呼んだ?」
 「あぁ、聞こえなかったのか?チビって
呼んだんだ。」
 楓は本当にからかいがいが、あるね〜。反応が
すごくおもしろい。
 「イジメなんか、かっこ悪いぞ、隊長!!」
 「俺がなんと言おうが、俺の勝手だ」
 「俺がチビだと言うのなら、日番谷もチビだって
言ってるのと同じだ!!日番谷に失礼だぞ」
 「だれがチビだ?宮輝」
 噂をすれば影が差す。当たってるねぇ〜。あたしはこのことわざを考えた人を尊敬するよ・・・
 「俺は何も言ってないよ。隊長が言ったんだ!!」
 「お前だろ。責任を他人に押し付けるな、
ガキが・・・」
 「お前の方がガキだろ?俺の方がお前より、2ヶ月も早く生まれたんだぞ、日番谷!」
 「そう言う所が、ガキだと言ってんだ!!あと、
日番谷じゃない、日番谷隊長だ」
 「小せぇ奴だなぁ。お前の方がよっぽとガキだ」
 あたしはこの二人を見て、思わずため息をついた。まっ、いつものコトだけどね・・・
 「紅葉、帰ろっか」
 「うん、隊長さん」
 あたしは紅葉の手を引くと、二人をほっといて
零番隊へ戻った。