二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.8 )
日時: 2009/12/05 19:38
名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

8 藤原家と朽木家
  楓 視点
 次の日、俺は紅葉と一緒に各隊に書類を配って
いた。
 「最後は六番隊だな。行くぞ、紅葉」
 「うん!」
 六番隊に着くと、執務室へ直行。朽木は仕事熱心な人だからな。
 「朽木ー、零番隊、三席の宮輝 楓と四席の
宮輝 紅葉だけど、書類を届けに来てやったぜー」
 「楓兄ちゃん・・・、隊長さんにその態度は
ないよ」
 「ふんっ、俺にとって隊長は、泉隊長一人だけだ」
 そこで、ドアが開いて、中から六番隊副隊長、
阿散井 恋次が出てきた。
 「よっ、楓。相変わらず態度がでかいな」
 「恋次じゃねぇか。相変わらずまゆ毛が変だな」
 「なっ!」と言って固まる恋次を無視し、俺は紅葉の手を引っ張って、執務室へ入った。だが、いつもは朽木しかいないのに、今日は違った。昨日会った女も一緒だったんだ。
 「お前は・・・!」
 「あら、おたくは昨日の」
 「楓兄ちゃん、知り合い?」
 紅葉は俺の袖を引っ張りながら、聞いてきた。
すると、女の人はクスッと笑って口を開いた。
 「まだ自己紹介をしていなかったわね。私は
藤原 るかよ」
 「あぁ、俺は宮輝 楓、こっちは妹に紅葉だ」
 「あの・・・、藤原さん?」
 俺の隣にいた紅葉がおずおずと、藤原という女に
話しかけた。
 「藤原さんって、あの茶州さしゅう
とりしまっていて、他家とも死神とも関わりを絶った鎖国状態の貴族の方?」
 「えぇ、そうよ。私は藤原家の長女で、茶州専属の死神よ」
 藤原か・・・、隊長から聞いた事が
あるな・・・・・・
 「で?そのご貴族様がなんで、こんなトコに
いんの?鎖国してたんじゃないのか?」
 「先日、その鎖国をとりのぞきべく、話合いを
した。その結果———」
 俺の質問に、朽木が答えた。
 「我が朽木家が、藤原家の長女、るかを娶ることにした」
 「ん?今なんと言った、朽木」
 「私が白哉様の婚約者だと言うことよ」