二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH×NARUTO*〜光〜* ( No.3 )
日時: 2009/12/07 22:16
名前: 雛 (ID: Nf5qxtZ9)

「隊長…!」
「何だ?」
「攻めてきたようです」
「何がだ?」
「忍び国が…今、現世の方に…」
「何だと——————…?!」

「うちは隊長!卯ノ花隊長がお見えです」
「……分かった。」
「隊長…っ!」
「雛森…」
「…はい」
「待ってろ…すぐ帰る」
「たいちょ…「他の隊員にも伝えておけ」
「隊長…?」
「すぐ、戻ってくる。とな」

杏が得意げな笑顔で雛森桃を見る。
つられて、雛森桃も笑顔になる。

「早く、戻って来てくださいね。隊長…」
「あぁ…行ってくる」
「はい」

5番隊隊長・うちは杏が4番隊隊長・卯ノ花烈の元へ向かう。
すると、そこには複数の忍者しかなかった。
その中には、かつての火影であり、イタチが失踪した後、杏を教育者として育てた綱手の姿もある。
そして、その複数の忍者と戦う死神たちの姿も見える。

「あ…あなたは…」
「久し振りだな、杏」
「つ…綱手様……!」
「思い出したか?」
「どうしてこちらに…?」
「お前を…連れて帰ろうと思う。」
「何…とおっしゃいましたか…今……」
「お前を里に連れ戻せ、という命令がおりた」
「何を…企んでいるのですか…!?」
「今、里は崩壊の寸前にある…」
「崩壊……?」
「そこで、お前は火影に適している、として…」
「私が火影に…?」
「あぁ、そうだ」
「私は……私は…」

ふと横を見ると、重傷を負った死神や、圧倒的に押されている2番隊隊長・砕蜂、10番隊隊長・更木剣八の姿が見える。

「うちは隊長…どうなさるのですか…?」
「杏…どうだ?」
「私は…死神になりたくて…お兄様のような死神になりたくて…」
「…」
「…」
「…けど…イタチ兄様のようにもなりたくて…」
「なら、忍者にもどればよいではないか」
「でも…でも…イタチ兄様はもう…」
「うちは隊長…」
「杏…、はっきりしろ」
「私、里へは戻れません…」
「そうか…なら仕方ない」
「綱手様…?」

綱手が後ろにある塀を一撃で壊す。

「何を…?」
「力まかせでも連れて帰らないとな…」
「卯ノ花隊長…!逃げてください!」
「よそ見をしている暇は無いぞ」

ビュンと、クナイが飛んでくる。
それを掴み、手に取る杏。

「しょうがないですね…」
「早く、決めろ…っ!」
「私は…帰りません」
「まだ、言うか!」

綱手が瞬歩以上の速さで近づき杏の真横を殴る。
杏の頬には血が伝う。
杏が扇子を手に取る。

「第一章…龍の舞!」

扇子から放たれる風が勢いよく綱手へと走る。

「強くなったな…」
「綱手様とは戦いたくなかったのですが…」

そこへ、ある人物が現れる…!

「お前は…」