二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH×NARUTO*〜光〜* ( No.5 )
日時: 2009/12/24 23:03
名前: 雛 (ID: Nf5qxtZ9)

「くっ…」
「まだまだよ!」

シュッとクナイが雛森の頬に当たる。
雛森の頬から血が流れる。

≪ドンッ≫

「ぁ…はぁはぁ…」
「まだ、立っていられるなんてね…」

シズネの拳が雛森の腹に当たる。
雛森は血を吐いて倒れる。
それを空から杏が目撃する。

「ひ…雛森ッ!!」
「よそ見をしている暇は無いぞ」

綱手の蹴りを喰らう杏。
杏は涙目になる。

「ゎ…わたく…し、は…」
「何だ?」
「私は…アナタを綱手様では無いと見た」
「何だ?突然…」
「ゎ…私の知っている綱手様は…」
「…?」
「お優しくて…とても強くて…」
「…」
「いつも…いつもこんな私を…」
「何を言ってぃ…」
「私が…イタチ兄様と喧嘩をした時も…私が、サ…サスケ兄様と喧嘩した時も…いつも、いつも助けて下さった…」
「何が言いたいのだ…?」
「アナタは…綱手様でも木葉の忍でも無い…」
「まだ分からないのか!?」
「お前は…私の友達を…殺した忍と見た」
「何……?!」
「知っているであろう…」
「でたらめを言うな…っ!」

綱手が殴りかかる。
それを素手で止める杏。

「今のお前に私を倒すことはできぬ」
「何だと…!?」
「本当の自分を見られることが怖くて逃げるようなヤツに…私を倒すことはできぬ、と言っているのだ!」

サッ、っと雛森の所へ行き雛森を結界に閉じ込める杏。

「雛森…ここで待っていろ」
「た…隊長…あ、あたし……」
「この結界の中に早く回復するように仕掛けをしてある、安静にして待ってろ」
「は…は、い」

再び綱手の元へ向かう杏。

「さぁ、はじめるか?」
「呑気だな、今から死ぬ奴が」
「まず…姿を現せ」
「何…?」
「その姿だと十分に力を出して戦えぬ」
「じゃあ、これで居た方がマシじゃねぇか」
「…そうか……」
「そうだろ、普通に考えてよぉ」
「お前は…生きて帰りたくないのだな…」
「お前は…深く傷を負って帰りたいのだな…」
「何言ってんだよ」
「残念だ…」
「ぅぐあぁっ…」

いきなり雛森の叫ぶ声が聞こえる。
雛森に目をやった瞬間に杏の右腕が切断される。