二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜大江戸イレブン! ( No.23 )
- 日時: 2010/05/15 13:09
- 名前: ゆうちゃん (ID: 66DLVFTN)
- 参照: http://sinfantasista.blog130.fc2.com/
第七話『若様、仕事は初めてにつき』
一ヶ月—————————
経った。
「駄目だ……、一向に稼げない」
風丸はため息をついた。
それもそのはず。
「うめー飯屋だぜーっ!」
「ドドS店長豪炎寺の、人に変な利息つけて金を色々ぶんどろうとして、こうして働かされた俺達のいるけど、味だけはたしかな飯屋だよーーーーっ!!!」
無論、円堂とヒロトである。
円堂は商売の決まり文句をいっているが、円堂がいる。という理由で、町民は近づかず、ヒロトは顔も異国人で怪しい上に、さらに意味の分からない御託を並べているので、立ってるだけで、逆効果。
風丸は若であることもあり、ばれないようにだまって、頭巾をかぶりながら外をほうきで掃いているだけなので、影が恐ろしく薄い。
頭巾をとれば、客寄せになるのに……。
「あのさ」
なんだかもう、「これで客くるな♪」「うん、完璧だよ♪」とかいっている二人に、たまらなくなって、風丸は声をかけた。
「全っ然、稼げてないんだが」
………………。
「……いやぁ?入ってるよ?客??」
ヒロトが指差す。
黒い服の集団がぞろぞろ。
「それは街の警備隊だっ!ヒロトが怪しいこと言うから!!」
「入ってるよ。ほら」
円堂が言う。
地面をありがぞろぞろ……。
自分達の巣穴へ……。
「わ〜、かわいいな〜この虫〜♪なんていうんだ——————……って、
違うだろーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
風丸は切れた。
生まれて初めて。
というか、蟻をしらなかった。
「あのな、そんなんだから駄目なんだ!!しかも、円堂、入るの意味違うし!!そもそも客寄せってのは!!!」
普段、物静かな奴ほど、きれると、怖い。
昔、じいちゃんに聞いたのを円堂は、思い出していた。
そんなときだった。
「客寄せなら、まかせろ。」
風丸たちが振り返ると、なんと!
「南雲、涼野……」
「私たちのリーダーは頼れないからな。手伝ってやろう」
「そうそう、見廻り隊が復活しないと金がかせげねぇ」
「ふたりとも……!!」
円堂が歓喜の声をあげた。
しかし、ここで一つ。
……円堂、部下にまで信頼されてない!!!