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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜大江戸イレブン! ( No.9 )
- 日時: 2009/12/19 14:55
- 名前: ゆうちゃん (ID: 66DLVFTN)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14522
第四話『インチキ法師の用事』
「なんだ、知り合いか?」
円堂が佐久間と源田を指す。
「え……。まぁ……」
なぜか佐久間は後ずさる。
マッハが懐から御札をだす。
いきなり、
「やっぱり、佐久間なのか!!」
源田が駆け寄ってきて、佐久間に抱きつこうとする。
「悪鬼退散!」
マッハがさっと、御札をなげた。
御札は源田の頭につくと、源田の動きを止めた。
「ったく。変体が」
佐久間が源田の頭を踏みつける。
「佐久間ぁ〜、久しぶりなんだから……」
源田がもがいた。
「うっせーぞ、バナナ。だまってろ」
豪炎寺は胃が痛くなってきて、家の中に入った。
「うわー。インチキ法師に目つけても意味ないのに。こいつ、色気だけだし」
宮坂が要らない口をはさむ。
「おい、なぐられてぇのか?」
佐久間が拳をだす。
「おいおい、そんなことしたら仏教の教えに背かないのか?」
風丸がたしなめた。「いつものことですから」とマッハがあきれて言う。
「おもしろいな!お前ら!見廻り隊に入らないか?!」
円堂のKY発言。
「お前も殴るぞ?」
この法師は喧嘩早い。
「あのな、俺らはこの国の若さんに用があってきたんだっての。……そうだ、お前城どこだ?」
そう言って風丸を指した。
ヒロトが城ということから、役人を連想してぶるりと震えた。
「いや、あの……」
「さっさと答えろよ。俺はとろい奴が嫌いなんだ。殴られてぇのか?」
風丸が壁に追い詰められた。
「用件ならここで聞くぞ?俺が将軍の息子だが……」
佐久間が動きを止める。
源田が起き上がって、風丸の隣に行き、「この格好ですが」と言う。
———沈黙。
「えっ?本物の風丸様?!すごい、すごい綺麗!!」
宮坂は興奮気味。
佐久間とマッハは土下座した。
「失礼しました、若様ぁーーっ!」
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