二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [PS] わたしの旅 [連載UP!] ( No.200 )
日時: 2009/12/12 21:19
名前: 桜庭 (ID: LrH9JZZt)

短編 旅終了後
題名:ちゅー
相手:ゴールド


はあっ、と息をすると白い色の息が出る

「寒いねー」
「だなーってマイが教会に行ってみたい!つーから来たんじゃねーか」
「あう、そーでした」

えへへ、と照れ隠しに笑うマイ
まったく、とゴールドは言うと
目をすっと細め真面目なトーンでこう言った

「いいかマイ、よく聞けよ
オレたちは今、やってはイケナイことを
しているんだ」
「……うん! そだね」

マイは真面目に聞いているのかいないのか
わからない反応をした

「今時刻は深夜零時前だ。
つまりいつもは高い金を払わないといけないがこの時刻なら監視はいない」
「ということは、タダでいいんだね!」
「ああ、じゃあ教会内に侵入するぜ」

うん、と言うとゴールドはバックから
ロープをだして教会の窓に掛けた

「よっし、マイしっかり持ってろよ」

ゴールドにぎゅーとしがみつくマイに
少しばかり緊張しながら教会に侵入した

「わー、広ーい」
「だな、オレも初めて入ったぜ」

マイの声が教会に響くとゴールドは慌てて
しーっと静かにな?という合図をした
その時だ


「……雪だ」

教会の窓から雪が見えたのだ

「おー、どーりで寒いわけだ」
「あり? あの女の像はなーに?」

ゴールドは、さあな。と軽く答えた
はっ、とゴールドは何かを思い出したような声を出し
マイにちょっとこっちこいよ!と言った
マイは素直にゴールドの元に駆け寄った

「マイ、あのよ……」

時刻深夜零時1秒前

「どし……っ!?」

リゴーン、リゴーン
教会の鐘が深夜零時を言う
そして……ゴールドがマイの唇を奪う


「………わ、わりぃな」
「ごー、るど……」

ゴールドの表情は見えはしなかったものの
相当赤いのは確かだ
マイはポカーン、としている


(……かっ、帰ろうぜ)
(……う、うん)

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