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第59話　少女ユウナ

「ご、ごめんなさい。大丈夫？」

はいぃー、と変な声を出しながら起き上がるマイ
そんな光景をミニリュウたちは笑ってみていた

「あ、ありがとうございます。えと……」
「ユウナよ、よろしくね！」

マイが戸惑っているとユウナという少女は
自ら名乗った
マイも、ああ自分も名乗るんだな、と
悟ったのか

「はっはい！　わたしはマイです」

緊張しながら言った
ユウナはそんなマイを

「緊張しないで！　あ、そうそう
もしかしてマイってゴールドと知り合い？」
「ふぇ？　うん、そうだよ」

“ゴールド”という名前に反応したのは
マイだけではなくミニリュウたちもだ

「知ってるんですか！？」
「えぇ♪　ついさっきそこの角で」

指で示しながら言う
マイもさされた方角を見る

「うげ……人の中を通っていくんだ……」
「そうみたいね、なんならついて行こうか？」
「とんでもないです！　大丈夫です！」

そう？と名残惜しそうにするユウナ
世話好きでレッドさんみたい！と感想を持つマイ

「じゃあわたし、行きます！
色々ありがとうございました！　さよなら！」
「うん、ばいばーい」

後ろを向きながら手を振るマイに
ユウナは面白い子、と感想をもつた


(また、どこかで会えそう！)
(また、あいたいな！)