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第61話　ゴールドとユウナとユウト

「うーなかなか見つからねぇ」

ゴールドは相変わらずマイを見つけれずに
ウロウロしていた

「いで！？」
「いってぇ……」

ゴールドが誰かとぶつかった

「んだよ、しっかり前見てある……」

ゴールドは言葉を失った
目の前にいる人は自分より背高かったから

「わりぃなってオーイ？　大丈夫か？」
「だっ大丈夫っス！」

面白い子だなあとユウトは言う
そしてユウトは何かを思い出したかのように

「そうそうオレの連れで茶髪の奴みなかったか？」
「いや見てない、あのよ実はオレも
茶髪のこんくらいの奴捜してんだ」

なんだどっちも迷子じゃねぇか。
と二人はおもった

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「結局マトモな情報が手に入れなっかた」

はあ、と肩を落とすゴールド
そこにさらなる人物が

「あの」
「ん？　………なんスか？」

また長身な奴が来たか…
と男のプライドをズタズタにされたゴールドを目に
話を掛けてきた人物は

「このあたりでこのくらいの人……
え、あ……はい分かりました」

ゴールドがさっきの奴はコイツの事を
言っていたんだな、と理解し
顔を「あっちだ」という風にむけた

「あ、ありがとう！　ユウナっていいます。あなたは？」
「ゴールド」
「そう、なにか捜し中？」

ゴールドは、ユウトと同じ事をいった
するとユウナは

「人を探しているなら、そこの角で待っていた方が早いわ」
「そうか、サンキュ」

(ユウナの言う通りかもな……
こんな大都会でしかもこんなに人がいれば
探すのは苦労するだろーな)